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雑想ノート

春来たりなば

by 安藤 亮介

春です

冬来たりなば、春遠からじ

もちろん誰もが待ち望む春の訪れ、僕も好きな季節であることは間違いないですが、
世で疎まれるほど冬も嫌いではない、というか好きです
夏から秋、冬にかけて気温が下がっていくほど、ひっそりと僕の気分が盛り上がります

夏、というか暑いのが苦手なのです
もちろん、夏に付随する開放的なイメージに乗っかって気持ちが盛り上がることもないことはない
けれども、暑いということに関してはもう何とも・・・
これから気温の上昇は素直には喜べません

そもそも少し寒いくらいの方が心地良いのです
人が感じる温熱環境を示す指標にPMV:予測温冷感申告というものがあります
ある条件下で人がその環境をどう感じるか、を示したもので、0を中立として+になるほど暑い(暖かい)、-になるほど寒い(涼しい)ことを意味します
150323
上の図は、PMVの絶対値が大きくなるほどPPD:予測不快者率、つまりその環境を不快に思う人が多くなることを意味します
PMVが-0.5から0.5の間だとPPDが10%未満、ほとんどの人が快適に感じる環境だと言われますが、
PPDを個人の不快指数に置き換えるなら、極小点を-0.5くらいにずらした曲線が僕の感覚に合致するでしょうか

多少寒かろうが、暖房を入れなくても心地よく過ごせるので、今冬の自宅でのエアコンの暖房使用機会はゼロです

さて、「冬の暖房」と「夏の冷房」とでは
暖房の使用期間は冷房に比べて約半分なのに関わらず、
前者のほうが年間消費エネルギーに占める割合が大きいのです

ならば、「冬の暖房をオフにした分、夏の冷房の設定温度を多少下げたとしても、トータルではおつりがくるんじゃないか」
という、ひとりカーボンオフセット理論をひっそりと提唱しています

春来たりなば、夏遠からじ・・・(↘)

 

 

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