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前回に引き続き紹介したいと思います。
二人の主人公がいるのですが、各々が別々の道を歩み成長する姿が面白いです。
図書館戦争では陸自の話でしたが、今回は空自が絡んだ内容になっています。
人類が未確認生物と出会った時、どう対処していくか。
斉木 瞬は自分の行動に矛盾が生じながらも、偽りながら進む道を選ぶ。
春名 高巳は人間との共存を図るため、試行錯誤しながら考えることを諦めない道を進む。
最後は、二人の意志がぶつかり合い終結に向かいます。
瞬の子供心の心理描写がうまく、高巳の技術者としての交渉力が魅力的です。
序盤は堅苦しい説明がありますが、読むうちにどんどん世界に引き込まれていきます。
恋愛要素も垣間見ることができるので、面白いです。
上空2万メートル。
空の上には何かいるかもしれませんね。
未知を既知に変えていき、知識を蓄えていきたいと思います。