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雑想ノート

住宅内観CGの作成過程

by 内藤和揮

CGを作るにしても、設計図がなければ作れません。
ここで、設計図というのは平面図や展開図にあたります。

外観CG等作る際には立面図があるとCGを作る時は簡単です。

なぜなら、そのまま図面通り作ればいいからです。
稀に、CGの制作途中で不具合を発見したりしますが、基本的には図面が正しいです。

ですが、初めの内はそこまでの図面はありません。
どうするかというと、従前の計画を参考にしたりします。(要望があればそちらを優先)

十人十色と人はみな違いますが、普遍的な要素も多々あります。
例えば、居室の高さは2.4m,両側に収納のあるキッチンの通路幅は900㎜,
作業台の高さは床から850~900㎜
先人の知恵というか経験を下にするため機能的に良い造りになります。

勿論、人の身長や好みによって変わるのでそこは熟考の余地ありです。

上記を踏まえ、平面図からCGを起こしていきます。
内観CGで注意するべきポイントは、細かな部分に気を配ること。

内観CGは外観CGに比べ細部の情報が鮮明に表現されることです。

写真でもわかるように、木目がくっきりわかります。
上下左右どちらでもいいというわけではありません。
デザイン性や荷重等を考えた上で設定しなければ、意味がない。

そうして出来上がったCGを社内で相談して決めていくのです。
CGはイメージをし易くする方法の一つなので、かっこいいと思われるものを今後も作りたいですね。

余談ですが、私が内観CGで苦戦というか時間が掛かるのは光ですね。
正直、難しいです。
光が弱ければ暗いですし、強ければモデリングがハレーションして見えなくなったりします。
その絶妙のさじ加減が今の課題になります。

それとは別に、天井面を明るくする間接照明のレンダリングの時間が掛かり過ぎです。
こればかりは是正しようがない為、諦めています。
やはり、解像度の良いCGは重い。

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