吟味。
「吟味」食材とかを選ぶ時に耳にする言葉ですよね。
現場が進んでいる「宇佐の平屋」は、和風の佇まいです。
特に玄関廻りの屋根は、拘った設計。材木は奈良まで見に行き、その材木の何処をどう使うかを打合せしました。
この梁に使う丸太は、すぅーと9mもあるんです。
杉材で、上から下まであまり太さが変わらず、和風の気持ち良さにピッタリの
スレンダーで男前の丸太。
こんな丸太初めて見ましたが、有るところにはあるんですねー
その丸太の上に並ぶ、タルキと呼ばれる木材がコレ。
こちらも杉材で、出来る限り同じ太さを集め、
これらのどの部分を使うかを吟味中。
そして、細部の納まりも原寸で検討します。
拘りの和風は、こうして所長の知恵も借りながら、
少しでも良くなるように試行錯誤。
これらの積み重ねで、京都にあるような品格ある玄関になるはずです。
数奇屋造りは、とっても奥深く難しいですが、
粋でお洒落な雰囲気がとても好きです。完成が楽しみな現場です。