DIY
週末と、平日の夜はDIY。
使っていない部屋を、子供や僕が使える様に
思い付きに任せて工事をしています。
「将来ここが自分の部屋になる」という事に感づいた娘は、
フローリング張り作業を、自ら手伝い始めました。
写真は床にボンドを塗る娘の仕事ぶり。
なぜか、この時だけは僕の事をお父さんではなく、
「棟梁」と呼んできます。可愛い奴です。
さて、床張りの他にも、間仕切り壁を建てたり、
テーブルや本棚を作ってみたり、壁の漆喰やペンキ塗りをしてみると、
職人さん達の偉大さを身を持って知る事になります。
仕事の時は、床のフローリングのわずかな隙間も気にしますが、
実際、材料も建物も完全なる直線や直角ではないですし、
人の手で行う作業の限界もあります。
そういう事を体感しているのと、していないのとでは、
描く図面のリアリティが変わってくるんじゃないかな、と。
内藤君は来年の資格試験に向けて、頑張っている様ですが。
頭に詰め込む計算式や、聞いた事もない専門用語よりも。
建築士として設計を行う為に、大事な経験や苦労や工夫や、
もっともっと色々が、身近な現場にも転がっているはずなんだよなあ。
と小言を残し、娘の待つ現場に、棟梁は帰ります。