屋号。
先日、ブロック塀が安全か見て欲しいとの事で
数百年続く旧家をお尋ねしました。
荘厳な門、その脇の板塀には、舟板が貼られ趣のある正面玄関
裏手に問題のブロック塀がありましたが
見る限りクラック、基礎の沈下等もなく、安全な様子。
御屋敷廻りを一回りしていると、板塀に屋号があります。
山に上のマーク。
聞くところ、岐阜の雛屋林材さんの屋号だそうです。
7.80年前に造られた塀の板、手斧(ちょうな)で丁寧に
削られた後が見え、最後の仕上げに職人さんが
屋号を入れたんでしょうね。
建築というのは、末代まで残り、伝わると改めて感じた屋号でした。