夏の思い出
遡ること2週間、弊社OBのK氏と僕は迫る夏休みの予定を立てるために岐阜駅にいました
「方言が可愛い地方(K氏由来の瑣末な事情により博多は除く)の女の子に会いに行こう」、というテーマのもと
挙がった6つの候補地に数字を割り当て、金の信長像が見守る中サイコロを振って選ばれたのは「広島」
広島と言えば「しまなみ海道」
広島県尾道市から愛媛県今治市までの島々を結ぶしまなみ海道は今やサイクリストの聖地、
サイクリングロードやレンタサイクルなどが整備され、国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れている、とのこと
(画像:瀬戸内しまなみ海道振興協議会HPより)
というわけで、ともにかじった程度のビギナーサイクリスト2人、ロードバイクを借りてしまなみ海道に挑むことになりました
目標は県境の多々羅大橋を越えて四国到達です
8月12日、早朝から新幹線を乗り継いで尾道に到着、
サイクリングの起点は県営海運倉庫を改修してつくられた複合商業施設「尾道U2」
こちらの施設内の「GIANTストア」にてロードバイクを借り、いざ出発です
幸いにも空は雲に覆われて、気温はやや高いものの陽射しは無くこの時期にしては運動に適した天候、
時には小雨も降ってきて、火照る体にあたる柔らかい雨粒はむしろ心地良いくらい
が、何せ日頃デスクワークに終始する30歳手前の運動不足な男2人、
徐々に体力を削られ、特に最近は自転車にもまともに乗っていなかったK氏は登り坂で遅れ始めます
遅れる彼を気にして後ろを振り返った僕はバランスを崩し、ガードレールで左腕をこすって擦過傷を負い、
当初の勢いが完全に消え失せたタイミングで小雨はドシャ降りに変わるという不運
この時点で今回のサイクリングの目標を「四国到達」から「四国を見る」に変更
折れかけた心を立て直し、海岸線をひた走ります
見えるでしょうか、遠くに霞む多々羅大橋と、さらに遠くでもっと霞む四国の姿が
肉眼ではもう少しはっきりと四国の姿を確認できたところで折り返し
そう、帰らなければいけないのです
結果、明るいうちに無事帰還
走行時間は休憩も含めて4時間半、
走行距離は約65キロ、仮に折り返さなかったとしたら、四国本土にわずかに届かないくらいの距離です
道中体力的にはつらいこともあったものの、あまりにも楽しかった
もちろんお好み焼きに厳島神社、足を伸ばして岩国の錦帯橋なんかも見てきましたが、
尾道は街の雰囲気も含め本当に良かった
次回は自分の自転車でのしまなみ海道走破を固く心に誓いました
あ、広島弁??僕はやっぱり博多弁のほうが・・・