施工図
地震時に備えた施設とするため、その改修図面を作成しています。
その資料としてお借りしてきたものなのですが、
基礎から鉄筋の加工寸法まで、こと細かく描かれていてどのように加工すればよいのかすごくわかりやすい。
この現場で使う施工図をもとに多くの職人さんが額に汗して動きます。
近年、耐震偽造から杭データ改ざんなど世間を騒がすような
建設業界の悪いニュースを耳にしますが、
このような真剣に取り組んでいるのが伝わる図面を見ると何だか悲しくなってきます。
命を守る器でなければならない建築。
それに携わっている者として、この施工図を描いた方のように
真摯に建築と向き合っていきたいと改めて思った日でした。