「加納城前の家」に続き「アルトのお家」のプレカットの
打合せを行いました。その様子の一幕です。
屋根の梁伏せを示している図面です。
よく見ると、アラベスク模様(幾何学的文様)にも見え
私は建築家ジャン・ヌーヴェルのアラブ世界研究所の外壁を
思い浮かべてしまいました。
小屋組みと斜めの火打梁の配列がそのように見せています。
よく言われるのですが、火打梁の数が多いと。
火打梁の役目は、台風や地震の揺れに対して
水平方向の変形、ゆがみを防止する役割があります。
そのアラベスク模様は、建物の強さからなる偶然の模様なのですが
事実、構造計算をして想像以上に必要となった必然でもありました。