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雑想ノート

松杭。

by 向井 一比古

「竹鼻の平屋」は、河川の堆積土が溜まった
後背湿地と呼ばれる地盤の上に建ちます。
後背湿地は、粘性土、泥炭、腐植土からなる地盤なので
備えあれば憂いなしと言う事で
80センチの擁壁下にも、松杭を打ち補強します。

ベース下の捨コンから顔を出す松杭。
長さ1.5mの杭をピッチ1mですが侮るなかれ
水位の高い粘性土地盤では、古くから実績のある工法で
100年先まで、擁壁を支え続けてくれます。

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