エコな建築への道は険しい
いつから使われ始めたのかは記憶にありませんが、「エコ」という言葉、
当たり前のように会話にのぼり、もはや社会の根幹をなす概念となりつつあります
よく耳にするのは「エコ=二酸化炭素の排出の削減」、という図式ですが
日本の二酸化炭素の総排出量のうち、建設関連で排出されるのは全体の1/3ちょっと、
ということは建設工事による二酸化炭素の排出を削減できればより効果的なわけです
さらに、その建設関連の排出量のうち2/3は建物の運用に際して排出されているので、
工事はもちろん、以後の運用のことを考えた環境計画が必要です
建物の規模が大きくなると、写真のような環境への配慮をまとめた書類の提出が必要になります
単に言葉で環境のこと考えてます、と記すだけではなく、建物で消費されるエネルギーを見積もり、
どれだけ効率的なエネルギー消費を行うかを示します
正直、あまりに専門的すぎる内容だったので書類の作成は専門家にお願いしましたが、
つくづく建築家には幅広い分野への理解が必要なのだと痛感しました
一応、勉強したはずなんだけどな・・・