定規
事務所近くの現場を見学していると。
壁に立てかけられた定規。
明らかにマジックで定規と書かれているので
間違いなくこれは定規です。
ですが、恐らく皆さんが思い浮かべる、数値が書かれた
「物差し」とは違う。
定規と書かれてはいるものの、
現場内で他に用途のあったアルミのパイプ、
その端材だと思います。
「〇〇を定規にして」というのは現場でよく聞く言葉で、
物を切る時にガイドとして使ったり、何かの位置を決めるのに
その目安として使ったりする、その為の代用品が定規です。
このアルミパイプは既製品の為、その直線具合が正確で、
何かの作業にちょうど良いのでしょう。
マジックで書かれた可愛らしい文字からは、
端材だけど使ってるんだから捨てるんじゃねえぞ、
という大工さんの強い意志が読み取れます。