唐突に思い出した話
多くのお仕事を頂いている事もあり、
またスタッフの成長を促す為にも、ここ最近は若い2人にも、
難易度の高い作図をお願いしています。
矩計図という建物の断面図や、構造の図面。
経験や知識、頭の中での立体感覚、必要な物は沢山あって、
簡単に描ける図面ではありません。
それを補うべく、会長が指導にあたっていますが、
全てを理解するのはまだまだ先かな。
というのも、僕も10年以上前に、同じ道を通ったから分かります。
会長が描く大量のスケッチや、材料を決める為の計算式、
聞きなれない専門用語や、時に投げかけられる怒声(笑)
について行くので精一杯でした。
頭も体もフラフラになりながら、初めて挑戦した鉄骨の図面が
完成したのが夜中の2時でした。
普段は吸わないタバコを、会長が僕から1本奪って(笑)、
一緒に喫煙場所でふかしながら、初めて自分の仕事を褒められた、
あの達成感は今でも覚えています。
(そして確か次の日遅刻して、普通に怒られたはず)
きっと若い2人にも、そんな思い出話が出来る日が来ますよ。