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きさらぎ町のリノベーション

その後の階段。

by 向井 一比古

設計時の階段が左側
現場でのサプライズで上り勝手が変わったのが、右側のCGです。

スッキリ階段 、クライアントにも喜んで頂け、災い転じて福となすです。
しかし、設計時にあった階段下収納が無くなり
スッキリ階段のままで、何処かに収納を考える事に。

一難去ってまた一難ですが、よりカッコよく進化させられるのは
現場の醍醐味です。



階段事件。

by 向井 一比古

現場監督の村井さんから「階段が納まりません!」と連絡を頂き
急遽、事務所にて作戦会議。

設計時に無いと思っていた処に梁があり、階段を上がっていくと頭が当る
白髪2人の打合せは、アイデアの引き出しが沢山あり少々の事では諦めません。

スケッチしながら、あーでも無いこーでも無いとやっていると
階段の上り方を逆にする事で、当初よりカッコイイ階段に変更出来ました。
新築現場では、有り得ないサプライズでしたが
文殊の知恵で無事に解決できて良かったです。

サッシ打合せ。

by 向井 一比古

先の書き込みで、トップライトをハイサイドに変えた事もあり
サッシ製作前の打合せをさせて頂きました。

サッシ打合せは、建物の外観、インテリアでの光の入り方等々に関わる
とっても大切な打合せです。
今一度、サッシ一本づつの大きさ、開き勝手等を
監督さん、サッシ屋さんとチェックしながらの打合せ。

ハイサイドへの変更もお伝えし快諾を頂き、三方よしの打合せでした。

現場変更。

by 向井 一比古

進行中の現場で、ヒラメキ的気付きがあり、変更をお願いする場合があります。

写真は、ダイニングの天井部分。
設計では、赤い四角部分にトップライトが設置され、天井から光が落ちてくる
設計でしたが、天井高さを設計の2.3mから1m程高くする事で、青い四角と
その隣の空が見えている所が窓に出来る事にヒラメキ、変更をお願いしました。

監督さん曰く、トップライト、天井に着く予定だった木製ルーバー等で
なんとか、追加等なしのチャラで変更して下さるとの事。
ありがたやです。
天井が高くなったし、明るさが広範囲に広がる変更が出来て良かったです。

耐震補強。

by 向井 一比古

現場では、建物の水平、垂直を取り戻しながら
耐力壁、梁や火打ちを増設しながら、耐震補強が進んでいます。

上記の写真、黒い木材が70年前からの柱、梁
白い木材が、新しい木材で耐震補強をしながら、工事が進んでいます。
ちなみに白い壁は、70年前の土壁部分。
この土壁部分、耐震的には強く大切な壁なので、引き続き耐力壁として
頑張って頂く事になってます。

黒い木材と白い木材のコントラストが綺麗ですし
現場を訪れる度に、建物が若返っているように感じます。
築70年、30年若返り、築40年になった頃でしょうか
最終的には、ピカピカのべっぴんさんになると思います。

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