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和歌山県にある、くじらの博物館へ行ってきました。
「鯨は捨てるところがない」というのは有名な話ですが、
博物館には鯨から造られた日用品などが展示されており、
その中の一つに鯨の髭から造られた天井がありました。
鯨の髭というと針金のような細いものをイメージされると思いますが、
その繊維が板状になった部分も存在します。
その板を使って作られたものがこちらです。
一見するとタイルが天井に貼られているようにも見えるのですが、
これらは鯨の髭で出来ています。
深緑等の色味が美しく、和室の雰囲気にもマッチしていました。
この博物館は、イルカショーならぬ、クジラショーも見ることができ、
他では味わえない面白博物館でした。
アクティブな内藤くんが、よく足を運ぶ五三川は
私の住む養老町の家の近くにあります。
バス釣りで有名らしく、他県から訪れる釣り人もよく見かけます。
釣りの趣味は無いのですが、川はとても魅力があるスポットだなぁ~と感じます。
時には、濁流のような荒々しい表情で危険を感じることもあるのですが、
緩やかな流れを見ていると、ホッと落ち着きさえ感じます。
そんな五三川から西へ数キロ進むと、
新聞記事にも紹介される別の川に出くわします。
津屋川。こちらは、彼岸花が咲き誇ることで話題。
あいにくの天候で、どんよりとしてしまっていますが、
堤防を覆い尽くす赤い絨毯が、水面にも映ってとてもキレイでした。
堤防を歩いてみたり、川べりに近寄ってみたり、色々な角度から見ると
どれも違った見え方、表情を楽しむことができます。
このシーズンにしか見れないということもあるでしょう。
釣り、散策など、魅力的なスポットはグッと心を掴まれるものがあります。
クライアントと工務店さんの顔合わせが終わり、
いよいよ現場が稼働し始めようとしています。
設計当初から試行錯誤が続いた外観も、
グレージュの落ち着いた色味がダンディーなシニアを
イメージさせるような外観になりました。
前面道路に面して深く長くデザインされた軒は、
ぶどう農園で仕事を終えたクライアントが
毎日軒下を通って帰路につきます。
低く抑えられたプロポーションと、
雨に濡れない機能的な動線を確保したデザインが、
全体的なバランスを美しく見せています。