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雑想ノート

建築物の公共性

by 内藤和揮

長良橋の鵜飼観覧船のりばから西へ続く
「湊町・玉井町・元浜町」の町並みは通称「川原町」と
いい格子戸のある古い町並みが今も残っています。
その川原町に建つビルの外壁改修のご依頼を頂きました。

100年以上前の建築もあり、今では貴重な古い町並みです。
瓦屋根、木格子、漆喰壁・・どれも素晴らしい材料が
使われており、価値ある町並みです。

建物には公共性があります。個々の建物が公共に寄与して
この川原町の風景、雰囲気になっている訳です。
ビルの外壁改修も川原町の公共性を考えながら
設計をしたいと思います。

プチリノベーション。

by 向井 一比古

リノベーションのご依頼を頂きました。
築30年、その昔は、農機具倉庫?のスペースを
リノベーションし、広いリビングにしたいとのお話し。

クライアント、第三子のおめでたで
手狭なリビングを広くして、3人の子供達が
遊べるスペースを確保したいとの事。
子供達の成長と共に、住宅もカタチを変え
その時々の生活にフィットするよう可変性を
求めたくなりますよね。

極力ローコストでリノベして、子供達が巣立った後は
クライアントの趣味部屋にするんですって。

速い、簡単、ローコスト、そして、また変えられる。
吉野家のキャッチコピーのような
プチリノベーションが始ります。

変わった天井

by 戸野部雅也

和歌山県にある、くじらの博物館へ行ってきました。
「鯨は捨てるところがない」というのは有名な話ですが、
博物館には鯨から造られた日用品などが展示されており、
その中の一つに鯨の髭から造られた天井がありました。
鯨の髭というと針金のような細いものをイメージされると思いますが、
その繊維が板状になった部分も存在します。
その板を使って作られたものがこちらです。

一見するとタイルが天井に貼られているようにも見えるのですが、
これらは鯨の髭で出来ています。
深緑等の色味が美しく、和室の雰囲気にもマッチしていました。

この博物館は、イルカショーならぬ、クジラショーも見ることができ、
他では味わえない面白博物館でした。

魅惑のスポット

by 渡邊 隆弘

アクティブな内藤くんが、よく足を運ぶ五三川
私の住む養老町の家の近くにあります。
バス釣りで有名らしく、他県から訪れる釣り人もよく見かけます。
釣りの趣味は無いのですが、川はとても魅力があるスポットだなぁ~と感じます。
時には、濁流のような荒々しい表情で危険を感じることもあるのですが、
緩やかな流れを見ていると、ホッと落ち着きさえ感じます。

そんな五三川から西へ数キロ進むと、
新聞記事にも紹介される別の川に出くわします。

津屋川。こちらは、彼岸花が咲き誇ることで話題。

あいにくの天候で、どんよりとしてしまっていますが、
堤防を覆い尽くす赤い絨毯が、水面にも映ってとてもキレイでした。
堤防を歩いてみたり、川べりに近寄ってみたり、色々な角度から見ると
どれも違った見え方、表情を楽しむことができます。
このシーズンにしか見れないということもあるでしょう。

釣り、散策など、魅力的なスポットはグッと心を掴まれるものがあります。

最終デザイン

by 戸野部雅也

クライアントと工務店さんの顔合わせが終わり、
いよいよ現場が稼働し始めようとしています。
設計当初から試行錯誤が続いた外観も、
グレージュの落ち着いた色味がダンディーなシニアを
イメージさせるような外観になりました。

前面道路に面して深く長くデザインされた軒は、
ぶどう農園で仕事を終えたクライアントが
毎日軒下を通って帰路につきます。
低く抑えられたプロポーションと、
雨に濡れない機能的な動線を確保したデザインが、
全体的なバランスを美しく見せています。

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