決定打
クライアントから送られてきた画像です。
床のタイルサンプルの写真に、青と赤の枠が書き込まれています。
メールの本文によると、ご家族で意見が割れたということで、
青枠と赤枠は、それぞれの希望だそうです。
こうした色や質感については、
個人の感覚とか好みにも左右されるので、
割と意見が分かれます。だいたいそうです。
そんな時にいつも思うのは、周囲にある色々な条件の中で、
決定打とするのに相応しい理由を、なるべく多く探すことです。
今回のタイルは床材ですから、壁や周囲の家具の色との取り合わせとか、
汚れがすぐに分かる様に薄い色かもしれませんし、
落ち着いた空間にしたいなら濃い色かもしれません。
もしかしたら、お気に入りのスリッパの色との相性かもしれませんね。
そんな風に、なるべく複数の視点から見て
その物に対する単純な好みではなく決定する様、心がけています。
が実際、最後の決定打は、高確率で勘です。