選択肢
サンプルを見ながら、使う材料を決める。
こうして並べて、会議の出席者で、せーので良いと思う材料を指さしても、
だいたいうまい具合に、ばらけます。
人間の好みって色々だなあ、と思う。
しかし、そう思える様になってきたのは、まだ最近で。
「これじゃなきゃダメでしょ」とか
「これ以外はダサイよ」と、自分の中の答え以外を否定しがちな若い頃。
でも、僕がカッコよくないと思う物にも、プロのデザイナーがいるわけだし。
たまたま、うちの事務所が造る建物の雰囲気に合うか合わないか、というだけ。
ましてや、その合うか合わないかの判断さえ、別に決まりはないし。
逆に、僕らが造る物のテイストだとか、物の見方を少し変えたら、
もっともっと使える材料も色も形も増えるんだろうなあ、と思い始めています。
クライアントの感性とか好みに触れて、僕自身も勉強中。
でも、このタイルの色は、僕の指さしたものに決まりました。
僕の感性は、今のところまだ大丈夫っぽいw