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現場ブログ

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傾斜地の家

現場視察

by 小川 賢二

事務所から現場まで歩いて15分、
頻繁に現場が見られる幸せ。

上棟が済んで、これから壁の下地造りや、
補強の金物を入れていく、ちょっと地味な作業が続きます。
ですが、そんな今だからこそ、構造的な納まりや、下地の状態等、
この先隠れてしまう部分を確認できる、貴重な時間でもあります。
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屋根の骨組みを下から見ると、こう。
出来てしまえば、なんとなく建物に乗っかっている様な屋根も、
それなりに計算をし、納まりを考えて図面にしています。
そうして自分の描いたものが、実物として確認できるのは今だけ。

雪や風の力にも耐えられるかどうか、屋根に上って
恐る恐る飛び跳ねてみても、びくともしない。
ちゃんとそれを確認する事で、設計者として安心感も得られるし、
ようやく、この部分の設計が完成です。

構造的にはバッチリ支えられたこの屋根ですが、
屋根本来の、建物を雨から守るという役割は、こいつが支えてくれます。
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ガルバリウム鋼板の屋根の下に敷く、防水のシートです。
水に強そうなネーミングはわかりますが、どうせ隠れてしまうのに
なんだかカチンとくるイラストに、堂々たる「カッパ」の印刷。
敢えて印象に残りやすいこれらは、メーカーさんの自信の現れか。

陸ならぬ、屋根に上がった河童、なんて笑えませんからね。

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