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学園町のリノベーション

平面詳細図

by 小川 賢二

実施設計、最初の打合せ資料は平面詳細図です。
これまでの平面図は1/100、ここからは1/50です。

図面が大きくなった上に、前のめりで打合せです。

前回までで、基本的な部屋の配置は決定しましたが、
図面のスケールが2倍になる事で、細かな部分が見えてくるので
検討する内容も、より具体的になります。
その中でも、一番話題になりやすいのが収納。
何をどこに納めるのか、それが可能なだけの収納の幅や深さが
確保できそうなのか、無理なら他にスペースはないか。
でもそれ1年に何回使うんだろうとか、そもそも必要なの?とか
そんなことも打合せの中で議論します。

若干、クライアントの生活や家族の歴史に踏み込む事に
なるのかもしれませんが、建物の設計をするという事は、
この建物での将来の生活を設計する事。
その為には、遠慮なく話し合える事が大事だなぁと、いつも心がけています。

方針決定!

by 小川 賢二

今まで1/100の図面を用いて、
新築にするかリノベーションにするか検討してきましたが、
とうとう方針が決定しました。

「学園町のリノベーション」はリノベーションで決定です!
方針が決定する前に付けてしまったタイトル通りになって、
そこは安心しました(笑)

ですが、正直な話、設計業務としては新築の方が楽。

まずは以前に調査したメモを基に、既設建物の図面をおこして、
構造的な検討をしつつ、新しい図面を作っていきます。
恐らく、まだ見えていない、リノベーションをする上での問題点や、
工夫が必要な箇所が、いくつも出てくる事かと思いますが、
そこは知恵を出し合って、ポジティブに解決していきたいです。

いよいよ実施設計に進みます。

検討材料

by 小川 賢二

図面を使って何度か打合せをしていくうちに、
それまで見えていなかった問題点が、ちらほらと出てきます。
今のご自宅で、毎日当たり前に行っている事、
ずっとそうだったから、理由もなく今もそうなっている事、
それらは、新しい家ではどうなるのか。

お庭の倉庫にしまってあるストーブはどこに行くのか。
古くからある、大量の書籍はどうするか。
毎日何気なく手入れをしている植栽は、どこで面倒をみるの?

考え出すとキリがないくらい。
検討材料は増えていく事だろうと思います。

ですが「今」に慣れてしまっているクライアントにとっては、
なかなか新居での生活は想像しにくい物だと思います。
ですから検討材料が検討材料として見えてこないかもしれません。

打合せの会話の中で、検討材料を炙り出していく事が、
僕らの仕事の第一歩だと思っています。
出てきた問題の解決策は、あとでみんなで考えればいい。

雑談の中にもヒントがあるかもしれません。
僕らの価値観を押し付けるなんて失礼な話。

耳を傾けるって、大事なこと。

第3回打合せ

by 小川 賢二

訂正プランを携えて、第3回の打合せにお邪魔してきました。

結果、新築にするか、リノベーションにするのか、
方針を決定する事はできませんでした。
ですが、今回のプロジェクトを通して、改善したい部分とか
必要とする物、今の生活に足りない物などが、随分と明確に
なってきた思います。
それを考えた場合、構造や寸法的な制約があるので、
少しリノベーション案が不利な雰囲気かな。
ですが、予算的な事を考えると、新築よりはたぶん有利。

ほんと、悩むところだと思います。
しっかりと悩んで、家族にとって最善の答えを
導き出して頂ければ、と思っています。

訂正プラン

by 小川 賢二


前回の打合せに使った平面図の上に
トレーシングペーパーを置いて、訂正プランのスケッチをしています。
打合せでお話しをしながら、なんとなく見えていた訂正プランも
実際に定規をあてて正しい寸法で描いてみると、
当然の様に上手くハマらない部分が出てきます。
いつもの事です。

そういった部分を、もう一度考え直すと同時に、
打合せの時に出て来なかった様なアイディアはないかなあ、
と思ってスケッチを進めます。

それによって、もしかしたらクライアントの想像しているプランとは、
少し違っている事もあるかもしれませんが、それはそれで、
さらに次のアイディアに繋がればいいかなー、と。

「何度でも納得のいくまで」を実現する為には、
まずは、僕らが労を惜しまない事だと思っています。

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