岐阜で住宅・店舗設計やリフォーム・リノベーションなら向井建築事務所

現場ブログ

BLOG

学園町のリノベーション

by 小川 賢二

展開図の次は建具表という図面を作図しています。
建具とは、窓のサッシや、室内の扉とかフスマ等のこと。
それらの寸法やデザイン、材質などを表にまとめる作業です。

現在の窓。
僕の実家と同じような、幾何学模様の柄が入った摺りガラス。
懐かしいこの窓、ガラスが1枚だけです。
今や、新築住宅では当たり前となっていますが、
ガラスが2枚で構成されている、ペアガラスの入ったサッシに変更します。

壁は、柱の外側にも室内側にも壁材が貼られ、
その間には断熱材が充填されます。
ですが、窓の部分は、頼りになるのはガラスのみ。
窓からの熱の行き来は、相当なものですから、
ここはしっかりと断熱性能を高めたいところです。

うちの実家、と言いましたが、
実は、今住んでいる僕自身の家もガラス1枚。
その暑さと寒さは身を持って実感しています。

収納

by 小川 賢二

前回の打合せにて展開図をご提示し、
クライアントには主に収納場所や、収納量について、
検討して頂くよう、お願いをしてありました。

で、今回の打合せでその結果をお伺いしたところ、
「布団が何組あった」とか「掛け軸が出てきた」とか
「ストーブもあるし」「土鍋もどこに仕舞うの」と、
次々と行き場の不明な物が判明。
なんとなく漠然とですが、収納が足り無さそう!!
という結論を頂いた為、その場で色々とスケッチ。

結果、少し増築してキッチン周りに収納を確保する事にしました。

今回はかなり苦戦して、あーでもないこーでもないと、
クライアントと頭を悩ませましたが、なんとかなりそうです。
あー良かった。

減築

by 小川 賢二

ブログを始めた当初にも書きましたが、
現在の駐車スペースはとっても難易度が高い。
打合せにお伺いすると、このスペースを僕らの為に
空けておいて頂けるのですが、元々、そんなに車の運転に
自信の無い僕には、なかなかです。
道路から、建物に向かってそこそこの勾配もあるので、
車に乗っていると運転席側に倒れている感じがして
乗り降りにも苦労します。

なので、今回のリノベーションでは、既設の建物を減築します。
写真の様に、道路側の1.5間分を撤去。
そうする事で、道路と直交して3台くらいが停められそう。

当然、住宅の面積が減りますが、各部屋の役割を
今より少し明確にしていく事で、十分整理がつきそうです。
小さくなったけど、明るくなった!とか広く見える!とか
そんな事が実現できたら良いなあ、と計画しています。

既設建物の調査

by 小川 賢二

平面の方向性が決まり、展開図で室内のイメージを検討しています。
それらの後に、立面図や断面図を作成するのですが、
既設建物の構造的な構成や、高さ関係を把握する為に
調査にいってきました。


内藤君が汗だくになりながら、天井裏に頭を突っ込んで
撮影してくれた写真です。
間仕切り壁が、土壁である事が見えますし、
一部には丸太の梁も使われていて、歴史を感じます。

と同時に、屋根面にも、天井面にも断熱材が無いという事もわかります。
まあ、これが当たり前だった時代なので仕方ありませんが。

現代の生活スタイルに合わせた間取り、内装や外観のイメージの更新、
それに、断熱性や気密性など、住環境の向上についても、
リノベーションではしっかりと行うべきポイントです。

展開図

by 小川 賢二

実施設計2回目の今回は、平面詳細図に加え
展開図を用いてインテリアのイメージや収納について
打合せをしてきました。

様子としては、前回と同様、かなり前のめりです(笑)

各部屋の壁面を、東西南北と4面づつ描いていくのが展開図で、
これによって、窓や収納家具の形状を示していきます。
が、初見でこの図面をバッチリ理解して頂くのはなかなか難しい。
ということで、図面と併せて、室内のCGを用意しておきました。

ペラッとした図面と比べて、立体感もあるし色もあるし、
断然わかりやすいですよね。

タイミングをみて、こうしたCGであったり、模型を使ったりして
少しでも理解しやすい打合せになる様、工夫しています。
口下手な僕らも、この方が説明しやすいですしね。

PAGETOP