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学園町のリノベーション

見積開封

by 小川 賢二

運命の見積り開封を行ってきました!

工務店さんにお願いした見積書は、封をした封筒に入って
届けられます。
それを、クライアントの前で開封して、見積り結果を拝見します。
なんとも言えない空気です。緊張感。

結果は、まあまあ!

当初にお聞きしていたクライアントのご希望金額よりも
少し高めの結果でしたが、設計期間中に色々と追加のご要望も
含めてきた事を加味すると、お値打ちなのかな、と言える結果。

諸手を挙げて大喜び、とはいきませんが、
設計内容を鑑みて、クライアントにもご納得頂けました!

当初のご提案から6ヶ月、紆余曲折はありましたが、
とにかく今は、スムーズに金額決定をする事ができて
とてもホッとしています。
クライアントは勿論、見積開封は僕らもドッキドキなのです。

これで、年明けからは工事を始められそうです。
リノベーションなので、工事中には想定外の問題や、
改善ポイントも出てくると思いますが、
それも含めて、現場監理を楽しみたいと思っています。

既設建物

by 小川 賢二

見積りの開封間近。
期待と不安が入り混じる、僕らにとっては楽しくない時期です。

さて、前回の書き込み内容とも関係しますが、リノベーションの場合、
既設の建物の状況をできるだけ把握する事が、工事が始まってから
手間やお金の追加が発生する事をおさえるのに、重要だと思います。
当然、壊してみないとわからない部分はでてきますが、
そこは知識と経験と、あとは勘でカバー(笑)

今回はそれに加えて、とても助かったのが、この図面。

40年ほど前に、弊社で設計させて頂いた時の手描き図面です。
クライアントが大切に保管しておいて下さいました。

構造的な補強がどこに入っているか、通し柱はどこなのか、
そんな事が読み取れます。
デザイン的な変更と共に、現代の基準と同程度の耐震性を持たせるのが
リノベーションの意図でもあるので、この図面はとても役立ちました。

僕が描いた今回の図面が、ずっと先の誰かの役に立つのかわかりませんが、
そうなる事を目指して、日々の仕事に取り組むべきだと、
僕と同い年くらいの図面を前に、改めて思います。

質疑

by 小川 賢二


1階の床下の湿気を逃す為に、基礎の側面に空いた通気口。
その金網を接写した画像です。
真っ暗で床下の様子は見えませんね。

本日、見積もりを行うにあたっての質疑を、工務店さんから頂きました。
この質疑の数を、設計図面の出来のバロメーターと
僕は勝手に思っているのですが、数は多くありませんでしたが、
リノベーション特有の質疑がいくつかありました。

冒頭の画像の様に、既設建物についての詳細は
金網の向こうで見えない所も、解体しないとわからない部分もあります。
それらを加味して図面を作成したつもりではいましたが、
もう少しだけ、親切な図面が描けたかもしれません。
これは素直に反省。

頂いた質疑については、把握している範囲で回答をお返しし、
引き続き、見積りを進めてもらいます。

来週には見積りがまとまって、結果が判明します。
お先真っ暗とならない事だけを祈っています!

見積り中

by 小川 賢二

合計45枚の図面を携えて、最後の打合せをしてきました。

最初にお話しを頂いてから、丁度半年。
新築なのかリノベーションなのか、ガレージは必要なのか、
物干しはどこでするのか、収納は足りるのか、
検討事項が出てくる度に図面を変更し、打合せを重ねてここまできました。

そして現在、この想いの詰まった図面を、複数の工務店さんにお渡しして、
同時に見積もりをお願いしています。
結果が出るのは、2週間後の見積り開封の時。

ご予算に合った金額が出て、気持ちよく年末を迎えられます様に。
神様でもサンタさんでも誰でもいいので、よろしくお願いします!

断熱

by 小川 賢二

以前、内藤君が汗だくになって撮影してくれた天井裏です。
上半分の木部は、屋根の下地や、垂木、梁で、
下半分のベージュの部分は土壁です。

最近の一般的な住宅では土壁は使いませんが、
数十年前ならこれが当たり前。
見た目的には、なんとなく温もりを感じて、悪くないのですが、
現実的な温もりは得られません。

そう、断熱性能は高くない。
ただ、これを全て壊していくのもお金がかかりますので、
土壁を残したまま、断熱性能を高める方法を検討しています。

いよいよ設計も大詰め。
年内に施工業者さんの決定まで終えられるように、
図面をまとめています。

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