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加納城前の家

240㎡の壁

by 渡邊 隆弘

加納城前の家」はフルスペックに近い、改めフルスペックの
木造2階建て住宅です。
(長期優良住宅仕様も加わりましたし...)

ご要望をフルに満たす、当初プランの面積は、278㎡(約84坪)
そこから面積調整をおこない、238㎡(約72坪)が現状の床面積です。
そこには、240㎡以下にしなければいけない理由がありました。

240㎡を超えると以下のような減税措置が受けられないため。
・住宅資金に関わる贈与税の非課税措置
・住宅取得時の課税標準額の控除

この240㎡という面積は非常にうまく設定されていると実感。
ガレージ+アルファの過度な諸室を設けるとすぐに限度面積に
到達してしまいます。

広いだけではいけない。なんとも贅沢な悩みです。

高さ検討

by 渡邊 隆弘

建物の高さ検討をしています。

コチラの外観イメージCGのように屋根の高さが
それぞれの部位で違うのが分かります。

リビングの天井を一般フロアよりも高くしたり
公園前から見える手前のアプローチの壁を威圧感が無いように
低く抑えたりしているなど、意匠的に高さを変えています。

また、室内では折上げ天井や間接照明を設けたりしているため
外観では見えてこない高さの変化があります。

構造的な観点と意匠的な視点からプロポーションの良い
ファサードとなるように、ベストな高さを算出するため
頭をひねっています。

長期優良住宅

by 渡邊 隆弘

「加納城前の家」は長期優良住宅の認定基準に適合する
スペックで、建物の仕様を検討しています。

・数世代にわたる住宅として、劣化対策がされていること。
・耐震性に優れていること。
・維持管理や更新が容易にできること。
・省エネルギー性能であること。

各項目は、建物の機能として当たり前のことではありますが
開放的で、豊かな生活空間であったり、デザイン性をふまえると
数値として認定基準を示すには、簡単なことではないと感じます。

これからの住宅建築のあり方を考えると長期優良住宅の
スペックは標準になってくるのかもしれません。

加納城前

by 渡邊 隆弘

「加納城前の家」はそのタイトル通り、道を挟んで
すぐ隣にあります。

その歴史的な土地柄ということもあり
工事着手前に埋蔵文化財の届け出が必要だったり
建築可能な階数や構造が制限されたりします。

塀であってもコンクリート造のモノは建造しては
いけないというのもその一つ。

セキュリティや周辺からのプライバシーを考慮すると
ある程度の高さは必要だし...
その制約がボディブローのように効いてきます。

どうする外構計画。
構造、テクスチャーなど模索中です。

スケールアップ

by 渡邊 隆弘

基本設計の1/100スケールから、大方間取りが決まり
1/50に平面プランをスケールアップしました。

書き込む情報量も多くなり、詳細な寸法で
図面に描いていきます。

平面図を描いているのですが、頭の中は常に
立体的な空間の中にいるイメージをもち
クライアントの気持ちになったつもりで
使い方や生活のシュミレーションをして作図中です。

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