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川辺の家

基礎配筋

by 渡邊 隆弘

ステコンの上に基礎の鉄筋が配置されています。
約90㎡(28坪程)の面積を大先輩の職人さんが
お一人で作業されていました。

そのスピード、手さばき、正確さは流石です。
熟練の腕の見せ所と言ったところでしょうか。
職人一人一人の技が積み重なって
一つの建物が出来上がってきます。

昨今、職人不足や高齢化が言われますが
まさにそのようです。
カッコいい若手職人さんがドンドン現場で
みられるといいのですがね~

プレカット

by 渡邊 隆弘

川辺の家の現場からシーンを移し、
およそ35km離れた弊社の事務所にてプレカットの
打合せを行いました。

現場での打合会議も重要なのですが、じっくりと腰を据えて
検討が必要な場合は、静かな室内が最適です。
現場監督さんと木材加工の技術者さん、設計事務所と
注意点など構造についての共通認識を確かめ合いました。

プレカットと言っても、世の中のモノが全て同じではなく、
工場による切断機械の違いによっても出来る、出来ないが出てきます。

そして何より、機械にプログラミングするのは人の手です。
より機械のプログラムに、木造に精通していること
設計の意図が正確に理解していただくことがとても重要だと思います。

その節々を適切に、工務店任せにしないプレカットの打合せは、
弊社が代々行ってきた、誇れるスタイルの一つです。

上棟の予定は、 3月19日 吉日。
自信満々でその日を向かえるよう準備をしていきます。

ステコン

by 渡邊 隆弘

前回のガタガタした地盤面から、基礎となる部分の底が整地され
工事現場っぽくなってきました。

ステコンと呼ばれるコンクリートが平滑に打設されています。
捨てコン、均しコンとも呼ばれモノです。

「捨て」なんていらないモノみたいな呼び名がついていますが、
芯寸法や、型枠の通りなど建物の位置を示すためにとても重要。
墨で実物大の図面がステコンに描かれます。

こうして、その墨をたよりに、型枠大工さんが型枠を建込み
基礎を造っていきます。

柱状改良 完了

by 渡邊 隆弘

地盤調査をおこない地盤改良を終えた状態です。

モグラ穴のようにモッコリしていますが
基礎を造るために地盤を整地していきます。

隣家のお父さんがよく見ているそうで
「これだけやっておけば丈夫やなぁ~」なんていう
声も頂戴したそうで、隣の主のお墨付きです。

近隣の方からも注目度の高い「川辺の家」
一つ一つの工程を確実に遂行し、
隣の主のような、言葉がたくさんもらえる現場に
していきます。

現場監理

by 渡邊 隆弘

 僕たち設計事務所が現場で行うカンリは、「監理」。
それに対して施工業者さんの工事カンリは、「管理」。
漢字が示すように、カンリの意味合いが設計と施工で少し違います。

設計図の通りに造るのは当たり前。
それとは別に、工事をスムーズに進めること。
図面とは別によりカッコよく納めるために検討するタイミング。
そんなチェックポイントを示した工事種目ごとの工程表。


設計サイドと施工サイドの共通認識をもつように
施工業者さんに我々の目指すモノづくりとその流れを
説明させていただきます。
この工程表が、現場監理の基本ツールとなります。

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