井戸と建物
建物位置も決まり、一番気になるのが
井戸と建物位置関係です。
あまり影響がない位置だと助かるのですが...
平面図に井戸位置を示してもらったところ
丁度、廊下にくることが解りました。
基礎立上等の躯体へ影響を及ぼすところではなく一安心です。
しかし、べた基礎にポッカリとメンテナンスの
穴が開いてしまいますので、しっかりと基礎補強を行います。
ケースバイケースな対応。
それが現場監理の重要なところであったり
工務店さんの腕の見せ所であったりします。
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建物位置も決まり、一番気になるのが
井戸と建物位置関係です。
あまり影響がない位置だと助かるのですが...
平面図に井戸位置を示してもらったところ
丁度、廊下にくることが解りました。
基礎立上等の躯体へ影響を及ぼすところではなく一安心です。
しかし、べた基礎にポッカリとメンテナンスの
穴が開いてしまいますので、しっかりと基礎補強を行います。
ケースバイケースな対応。
それが現場監理の重要なところであったり
工務店さんの腕の見せ所であったりします。
年明け第一回目の定例会議を行いました。
主な議題は、隣地境界沿いに設置するコンクリートブロックの
位置についてです。
一般的には、境界杭の示す位置から2㎝~4㎝程ひかえて
ギリギリに塀を設けるのではないかと思います。
何があろうと、自分の資産を守るのが至極当然のことであると。
しかし...
今回、学ばせていただきました。そればっかじゃ無いよと。
土地柄なのでしょうか。
人(ご近所付き合い)との繋がりをとても大切にされます。
その辺りをふまえて、 隣地の植栽を伐採しないよう
少し控えてブロックを積むことになりました。
今回の議題は、とてもデリケートでシビアな問題。
クライアントにとっても難しい回答を迫られたのではないかと思います。
難問なほど、設計者としての強い意志、意見をもち
また、別の視点からの意見も考慮し、ベストな回答が導き出せるよう
に進めていきたいと思います。
年末最後に着手したのが、地盤調査です。
何十年と以前の建物が建っていたので問題ないでしょう!
と思うかもしれませんが...
実際に調査をしてみると、何とッ!思わされることも多々あります。
さて、今回はどうだったでしょうか...
設計段階において、今回のように既設の建物がある場合は
近隣の地盤調査データをもとに設計を行います。
当初の支持地盤予想は、1.5mの深さ。
調査により判明したのは1.5mから1.9mの深さ。
同じ敷地でも支持地盤が場所によって深い所も、
少し浅い所もあることが解りました。
それより、驚きなのは表層面で自沈する層があるということ。
重いものは、自重で沈むという...
これで、土地の正確な地盤情報を読み取ることができました。
第一回目の定例会議を行いました。
各専門業者さんが初めて顔を会わせます。
と、言いたいところですが...
この『川辺の家』に携わる職人さんたちは、
クライアントの馴染み深い方たちです。
元請けの工務店さんから、土木、水道、電気まで
馴染みの顔ぶれが集まりました。
オレが一肌脱いでやる!と言わんばかりの意気込み。
クライアントにとって、とても頼もしいメンバーです。
そんな方たち程、馴染み深いわけではありませんが
負けない熱意をもって臨む覚悟です。
今回の敷地内には、今までも飲料用として
使われていた井戸水が敷地のど真ん中にあります。
飛騨川が近くを流れていることもあり、
水の恵みが豊かな土地柄だなぁと感じます。
しかし、浅い井戸ということもあり、飲料用として利用する事への
心配は少なからずあり...
無くすのはもったいないので、外回りに利用する散水として
井戸水を有効活用する計画です。
主に庭の芝生用スプリンクラーがメイン。
時間になったら自動で散水を行います。
外構設備も充実した『川辺の家』なのです。