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傾斜地の家

寒くない

by 小川 賢二

雪が降るほどではないとは言え、
風がまだまだ冷たい現場ですが。
2階に上がると、全然寒くありませんでした。

壁には柱の大きさと同じ厚みの吹付断熱、
天井には繊維状の断熱材がたっぷりと入っていて、
布団の中に潜っている様な暖かさを感じます。

家全体の金額に比べれば、そこまで大きな出費にはなりませんので、
断熱材は、あまりローコストを目指し過ぎない事をオススメします。

さて、ここまで順調な現場ですが、
帰り際に、致命的なミスに直面です。

どこの現場にも弊社の看板を設置させて頂いているのですが、
「とにかく目立つ様に高い所に!」と指示した通りの高い位置の看板。
道路を通る車や歩行者からは、高すぎて目に入りません。。。
思い込みとか、既成概念での判断は危ないっすね。

どこでも目立つ、デカイ看板が欲しいです。

打合せ内容

by 小川 賢二


監督さんの作ってくれる打合せ議事録によると
すでに11回の定例会議を行っていて、今日が12回目。
毎週、クライアントにも参加して頂く為、お休みの日に
お時間を頂いて申し訳ないところもありますが、これが僕らのやり方。
設計士やぞ!と威張って勝手に物事を決める事などあり得ません。
クライアントと一緒に考えて一緒に決めて行きます。

そんな打合せで相談する内容は様々です。
仕上げやデザイン等、建築に直接関係することは勿論、
家電製品や音響設備のこととか、防犯設備の考え方など、
ソフト面の話も多いです。
なんならそっちの方が多い日もあります。

自分自身が使ったことのない機器とか、設備とかが
当然出てきますが、クライアントの意向をくみ取って、
フラットな意見を言える様にしたいなあ、といつも思います。
建築の難しい事だけしかわからない設計士では面白くないと思うし。

現場で学ぶ

by 小川 賢二

現場は大工さんが天井や壁の下地を
作ってくれています。
天井の高さが見えてくるので、随分と
室内の広さが感じられるようになってきました。

さて、現場の中をブラブラしていると、
デスクワークの僕らでは知り得ない事が色々と転がっています。

今日はこれ。
まだ開封したばかりっぽい、グラニュ糖の袋。
現場に似つかわしくない袋に、色々と想像を膨らませます。
滑り止め的な事とか、接着的な何かとか、
雪が降ったからそれ関係か、とか。

職人の裏ワザ的な回答を期待して監督さんに確認したら、
ゴミ袋にしているだけでした。ショック。
丈夫で容量も大きいので、どこからか貰ったり買ったりしてるそう。
昔はお米の袋を使っていたみたいです。

現場から学ぶことは本当に多いですが。
まあ、そんなに毎回、目新しいことばかりは起きない様で。

甘い甘い。

職人さんとの打合せ

by 小川 賢二


宅内に設置された簡易的な足場に挟まれて
窮屈そうに打合せする監督さんと職人さん。
と、堂々たる監督さんの弟子。
この現場でよく見る光景です。

工事が進むにつれ、各専門業者さんとの打ち合わせは
内容もボリュームも増えてきます。
施工図という、監督さんの描く図面での打合せも大事ですが、
現地で状況を見ながらの打合せも重要です。

実際に工事をして頂く職人さんとの打合せは、
本当に勉強にもなります。
僕は「結果こうなって欲しい」という事や、
「こうしたらできるんじゃない?」という思いつきを投げかけるわけですが、
そうできない理由や仕組みを、直接説明されると納得できます。
それを踏まえることで、「じゃあそれはわかるから、こうならできる?」と
前向きな議論になりますからね。

あとまあ、単純に現地での打合せは、
机の上だけより全然面白いですから、僕は現場が好きです。

スキップ

by 小川 賢二

大工さんが床や壁の下地を造り始めて、
室内の広さや高さの感じが少しづつ見えてきました。

材料を選んでいる大工さんの目線の辺り、
オレンジ色のラインを引いてみましたが、これが奥にある
2階の床の高さです。
傾斜する前面道路との関係から、
通常の2階建てではなく、スキップフロアの様になっています。
半階上がった2階と、その他の居室とは距離感が近いですし、
平屋の様に生活できるんじゃないかなあ、と思います。

階段ができるまでは、梯子で現場内を移動しないといけないのですが、
この高さなら、高所恐怖症の僕でも、簡単に2階に行けます。

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