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現場ブログ

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傾斜地の家

断熱材

by 小川 賢二

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

僕としては、まだ正月ムードが抜けきらない状態でしたが、
現場の様子をうかがうと、もう通常営業、皆さん普通に
お仕事されてます。ご苦労様です。

昨年中に内部には断熱材が施工されました。
吹付けると、その場で発泡するタイプの断熱材です。
柱や屋根の部材の間で隙間なく広がることで
高い断熱効果が期待できるため、弊社ではよく使います。

まだガラスの入っていない窓もあるので、
室内と言えど外と同じように寒いはずなんですが、
明らかに現場内は温度が違って感じます。
日当たりが良いというのはありますが、
それだけではないんじゃないかなあ。

もし自宅をリフォームするとしたら、
何をさしおいても、断然1位に考えるのが断熱材です。
寒いのも暑いのも嫌!

上下関係

by 小川 賢二

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傾斜した敷地であるがゆえ、
低い位置にあるガレージから、高い位置にある玄関へは、
少しの階段を上ります。
階段の上に偉そうに立っているのは、監督さんの弟子。
元野球少年で体格も立派、見た目怖いです。

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逆に玄関から見下ろすと、ガレージの中で監督さんが打合せ中。
見ようによっては欧州系のイケメンで、
パン作りが趣味の、穏やかなナイスミドル。
かと思いきや、僕らのいない現場ではめちゃんこ怖いらしい。

でも、仲が良いというのも大事かもしれませんが、
厳しい上下関係っていうのも、時代錯誤と言われようと、
僕は大切だと思っています。

野球部時代の上着を着て、監督さんの指示に従い走り回るお弟子さん。
工務店オフィシャルジャンパーを買って貰えないと愚痴ってました。

年内の仕事もあとわずか。
来年も仲良く厳しく、しっかり現場を仕切って下さい。
揃いのジャンパーで!

コーヒー

by 小川 賢二

工事が始まると、毎週現場で、クライアントにも参加して頂いて
定例会議を行います。
現場で実際の様子を見ながらの打合せは、図面の上での検討と違い
より具体性のある打合せになります。
問題点も改善点も、目の前で見えるわけですから、
より良い建物にする為には、現場での会議は重要です。

ただ、この時期の現場は寒い。
そこで今回から登場したのが、これ。
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バケツに突っ込んである金属の棒が熱を発生して
缶コーヒーを温めてくれています。
散々、会議の度に「寒い寒い」と言い続けてきた甲斐がありました。
なんでも言ってみるものです。

このバケツコーヒーを用意してくれた監督さんと、
仲良く談笑している棟梁。
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その他の業者さんも含めて、この現場の雰囲気はとっても和やか。

ただ、この写真の5秒前までは、真面目な顔して、
材料費がどうのこうのと揉めていたんですけどね。
どっちが缶コーヒーを買ってくるか、とか、
その程度の揉め事にしといて欲しいものです。

北側接道

by 小川 賢二

傾斜地の家は北側接道です。
道路が敷地の北側にあって、南側には別のお宅が建っています。
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玄関ホールから北側の道路方向を見たところです。
見えづらいですが、コンクリートの塀の上、庇との間に
遠くの山が見えて、とても綺麗。
直射日光はなくても、安定した光が入る北側は、意外と明るいものです。
大昔は、建物の北側に庭があった、なんて事を聞いた事があります。
逆光で南側の庭を眺めるよりも、燦々と光の当たった景色を見られるから
とかなんとか。うろ覚えです。

そして南側。
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ブルーシートが邪魔ですが、大きなサッシからは
暖かい日差しが十分に差し込んできそうです。
北側接道の大きなメリットは、明るい南側に玄関や車庫、
アプローチ等が来ないので、南の間口を目いっぱい、居室や庭に使えることです。
南の隣地との距離感にも寄りますが、ある程度、南北に長い敷地であれば、
明るくて暖かくてプライベート性の高い空間が作りやすいです。

敷地をお探しのかた、使っていない土地を持て余していらっしゃる方。
南向きの敷地も、西向きも東向きも、それぞれ長所短所があると思います。
北向き、というだけで敬遠するのは、ちょっと勿体ないかもしれませんよ。

現場視察

by 小川 賢二

事務所から現場まで歩いて15分、
頻繁に現場が見られる幸せ。

上棟が済んで、これから壁の下地造りや、
補強の金物を入れていく、ちょっと地味な作業が続きます。
ですが、そんな今だからこそ、構造的な納まりや、下地の状態等、
この先隠れてしまう部分を確認できる、貴重な時間でもあります。
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屋根の骨組みを下から見ると、こう。
出来てしまえば、なんとなく建物に乗っかっている様な屋根も、
それなりに計算をし、納まりを考えて図面にしています。
そうして自分の描いたものが、実物として確認できるのは今だけ。

雪や風の力にも耐えられるかどうか、屋根に上って
恐る恐る飛び跳ねてみても、びくともしない。
ちゃんとそれを確認する事で、設計者として安心感も得られるし、
ようやく、この部分の設計が完成です。

構造的にはバッチリ支えられたこの屋根ですが、
屋根本来の、建物を雨から守るという役割は、こいつが支えてくれます。
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ガルバリウム鋼板の屋根の下に敷く、防水のシートです。
水に強そうなネーミングはわかりますが、どうせ隠れてしまうのに
なんだかカチンとくるイラストに、堂々たる「カッパ」の印刷。
敢えて印象に残りやすいこれらは、メーカーさんの自信の現れか。

陸ならぬ、屋根に上がった河童、なんて笑えませんからね。

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