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傾斜地の家

VE検討中

by 小川 賢二

随分と時間が空いてしまいましたが、
この間に、工務店さんからの見積り提出がありました。
結果と言えば、なんとなく予想はしていましたが、
いくらかご予算をオーバーしていました。

ということで現在、VE中。
設計変更の項目をいくつも提案して、項目ごとの減額の数字を
工務店さんに計算して頂きます。
その数字と、設計変更する項目の費用対効果を比較して、
採用項目をクライアントと一緒に決定します。
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見積書に貼ったカラフルなフセン。
このフセンの数だけの変更案を考えました。

最初から工事をしておいた方が良い物、後からでも出来る物。
ちょっと贅沢過ぎたかもしれない物、それでも欲しい物。
かと言って、確実にある予算の壁。

そんな、せめぎ合いの最中です。

質疑回答

by 小川 賢二

完成した図面を数社の工務店さんに同時に見積もりをしてもらう
競争入札の真っ最中です。
概ね2週間の見積り期間の中頃、図面に関する質疑を受け付け
僕らが回答するタイミングがあります。
その名も質疑回答。そのままです。
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今回の回答書がこれ。
「図面を見る限り、こういうことですよね?」
という確認事項がほとんどでしたので、
僕の回答は「結構です」ばかりです。

これは「まあまあ、まともに図面が描けてたんで、
あんまり聞くことないっす」、という工務店さんからの
好意的なリアクションと受け取ります!
作図した者としては、とても良い気分。

できれば、この良い流れのまま、見積り結果もスッキリよろしく。

見積り中です

by 小川 賢二

一般的な規模の木造住宅の場合、
約2週間くらいの見積り期間を設けます。
現在、その真っただ中。僕に出来る事は何もありません。

2週間後に、クライアントのご予算に合う結果が出ればよいのですが
そうでない場合は、多少、設計を変更する必要が出るかもしれません。
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ですが。
この傾斜地の家は、初回プレゼン時のイメージを
かなり維持しながら、設計を進めてくることができました。
案件によっては、当初と全く違った物に進化していったりしますし、
そこに優劣などないのですが、心情的には「このまま実現したい!」
と思うところもあります。

ただそれは、工務店さんに期待するしかないわけで。
僕らにとってこの期間は、作業は無くて楽ですが
自ら動く事のできない、モヤモヤした時間を過ごしています。

図面完成

by 小川 賢二

本日の打合せをもちまして、
全部で59枚の設計図書が完成しました。
当初のプレゼンから、4か月かけてまとめてきた図面は、
CDに焼いたデータ容量にすると、たったの10Mb。
プリントアウトした紙の厚みは、7mmほどしかありませんが、
クライアント家族や僕らの思いは、そんなものではありません。
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明日、数社の工務店さんにこの図面をお渡しして
競争入札による見積りを行って頂きます。

やることはやった。
とにかく、お値打ちな見積り結果が出てくる事を祈るしかありません。
試験結果に怯える学生の様な気持ち。
いや、自分ではどうしようもない分、
受験生の親の気持ちの方が近いのかな。

少し多めに

by 小川 賢二

構造図、所長との打合せ前の段階までできあがりました。
ややこしい所もありましたが、なんとかかんとか。
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さて、これは基礎伏図という図面です。
一昔前は、それが売り文句の様な広告なんかも見ましたが、
昨今は、木造住宅もベタ基礎がほとんどだと思います。

住宅ごとに違うのは、ベタ基礎の更に下。
敷地の地盤の強さや、堅い地盤の深さによって
地盤補強の方法が変わってきます。

今回は地盤調査の結果を踏まえて、柱状改良という方法で
補強する事にしました。
図面の水色の〇や、◎が改良の位置です。

深さ6mの〇が、ちょっといつもより本数多め。
これでもう、基礎から下は完璧です。

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