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雑想ノート

古民家再生 古材を活かす

by 渡邊 隆弘

急に寒くなり、ようやく冬の訪れを実感しています。
『古民家再生』の現場のモミジもびっくりして、色づき始めたのか?
少し遅い紅葉が楽しめます。

工事の進捗状況も少しずつ、時間を要しながらの作業が続いています。
まずは、耐力壁となる部分の基礎を造り
床下のボロボロに劣化した木材を新しく入れ替える作業を
しているところです。

堅牢な基礎に、真新しい桧の土台。
これらが今回補強を行った新しい部分。
その土台に、150年も家を支えている柱が立っています。

土台に、柱が立つのは当たり前の状態なのですが...
柱を一本ずつ、ジャッキアップしては土台を横から差し込み
また次の柱を支えて...といった具合に
一歩一歩と言いますか、一本一本着実に進んでいます。

新築のようなスピード感はありませんが
もう150年建ち続けるよう、古材を活かしながら
再生をしていきます。

模型

by 戸野部雅也

弊社ではある程度デザインが固まった段階で模型を作成します。
これはクライアントにCGや図面などの絵からは感じ取れない
立体感を分かりやすく感じてもらうためです。

模型を見て初めて「こうなってるんだ」と
認識されるクライアントも多くみえます。
建物全体を把握する上で、模型は無くてはならないツールです。

最近はインターンの学生さんに模型をお願いしていたので、
僕自身はしばらくぶりです。
造るたびにクオリティを上げることを自身に課していますが、
今回も無事達成することができました。

プライスレス

by 小川 賢二


静岡県袋井市にあるエコパスタジアムです。
年に数回、ジュビロ磐田や清水エスパルスが公式戦を行い、
2002年の日韓ワールドカップでは、髪型が爆発的に流行った、
あのベッカム様もプレーした競技場です。

普段、FC岐阜の試合を観戦する、長良川競技場とは
規模もデザインも全く違い、迫力もすごい。
そんな立派な競技場で、なぜか息子が試合をする機会に恵まれ、
観戦に行ってきました。

5万人収容のスタンドは圧巻ですが、
観戦する保護者の数はスッカスカ(笑)
若干、拍子抜けですが、こんなピッチでプレーするなんて
息子にとっては、たぶん人生で一度きりです。

そんな息子のプレー時間、およそ20分。
それを見る為に、朝から高速を飛ばすこと、2時間半。
往復5時間。
高速代、ガゾリン代、息子の遠征費(宿泊代)。。。

設計士として、スタジアムのデザインに
大きな刺激を受けたとはいえ、
思い出はプライスレス、と言い聞かせるには
ちょっと厳しい週末でした。

近所のブロック塀

by 内藤和揮

2018年6月18日の大阪北部地震で、小学校のブロック塀が
倒れ児童が犠牲となった事故がありました。
その後、政府が動き、通学路、避難路に面するものには
撤去費用の補助を頂け、安全な塀に造り直すこととなりました。

事務所近所の塀も対象になり、ご近所の持ち主さんからの
依頼で申請等のお手伝いをさせて頂きました。

撤去前

撤去後

地震でブロック塀が倒れた際、その瑕疵は持ち主になるそうです。

東南海地震が30年以内に起きる確率は88%、高確率です。
建物だけでなく、塀等も耐震対策の必要性を感じます。

300キロの交換。

by 向井 一比古

外構工事が進んでいる長良川沿いのリノベーションの現場
完了検査の際、吹き抜けのガラスに傷が見つかり
メーカーさんの保障でガラス交換が行われました。

その交換するガラスが大きい、w3.24xh2.15
8mm+空気層6mm+8mm=22mmの厚さ、重さ300キロ。
外すのは12名のガラス職人さん、一人25キロの計算です。

不良ガラスは、外され、クレーンで吊り、トラックに乗せお持ち帰り
すぐに新品のガラスを設置しました。
300キロガラスの取り換え、2時間かかりましたが
職人さん達の段取り、チームワーク良さに感心しました。

ガラスの傷は、製造過程での傷だそうです。
不良品のお菓子に当ったような事故でしたが
大きさ、重さが半端なく、めったに遭遇しない珍事件。
クライアントと
こんなこともあるんやねーと、違う意味でも感心しました。

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