岐阜で住宅・店舗設計やリフォーム・リノベーションなら向井建築事務所

現場ブログ

BLOG

雑想ノート

3.57mm

by 小川 賢二

ある現場の監督さんから、
こんな施工図があがってきました。

趣旨をまとめると、
カタログ上のタイルの寸法で、図面を描いていましたが、
実際のタイルを測ったら、寸法が数ミリ違っていました。
なので、帳尻を合わせる為に、タイルの目地を5mmから3.57mmに変更します!

という内容です。
普段からmm単位に拘って設計をしているつもりですが、
これはこれで何か違う様な(笑)
実際にタイルを張る職人さんが、3.57mmで張ることは無理ですし、
そもそも、そんな気もないでしょう。
「5mmだと納まらないから、ちょっと狭めて張って!」
くらいの事でしょうからね、現場では。

細かな数字で表現される、建築の図面ですが、
造る現場では、手仕事のアナログがまだまだ主流。
そんなギャップを感じる、真面目な監督さんから届いた施工図でした

日本最古の木造再建城

by 内藤和揮

GWは郡上八幡城に訪れました。

宣言通り、ちょっと遠出しては見ましたが、
出会いは・・・。

私のことはさて置き、郡上八幡城を堪能してきました。
築80年を感じさせる質素で趣のある柱、梁がとても印象的でした。
湾曲した梁が2、3層になり、あっちへこっちへと。
これを図面にしようとしたらちょっと目が回りそうですね。

柱には引っ掻いたような傷があり、
当時何があったのか、想像するのも面白いですね。
つまり、城の良さは素朴さと
積み上げた歴史の厚みにあると思います。

城も住宅も建築の大枠では同じで、
用途は異なりますが、歴史を刻み、
長い年月、維持できる設計は見習いたいですね。

鵜飼開き。

by 向井 一比古

前出の「バラの花」の書き込みを読み
その昔、彼女にバラを50本送り、1本500円で
25,000円支払ったのを思い出しました。
その彼女は、妻になってますので
まあ、バラの花作戦は、一応、成功したという事でしょうか。

今日は、長良川の鵜飼開きです。今日から10月15日まで。
その川の目前で進んでいる現場は、駐車場を増築中。

現場前の景色がこれ↓

岐阜の代表的景色、金華山と長良川です。
毎日、川のみなもを眺め、川の音が聞こえ、
夏の間は、鵜飼が楽しめる、素晴らしく景色のいい現場です。
7月末の花火大会は、現場のみんなで屋上にて
花火見物企画中です。

今日撮った写真ですが、もう泳いでる方がいらしゃいました。
拡大して探して下さい。

初節句

by 戸野部雅也

息子の初めてのこどもの日。
初節句というらしいですね。
はじめて知りました。
これまでは連休の一部という認識でしかなかったこどもの日も、
こどもがいるとなると少し違って感じます。

ここ十数年日の目を見なかった五月人形を引っ張り出し、
息子と一緒に写真をパシャリ。
屏風やらほかにもいろいろあるのですが、
飾るスペース的にも鎧と武具が精いっぱい。
そのうち盛大に飾ってやりたいですが、いまはこれで。
あと数年したら息子も刀を振り回しだすのか、
と自分で刀を抜きながらしみじみと考えていました。

建築の力

by 渡邊 隆弘

高低差のある敷地つながりでは無いですが、
ストリート自体、街並み全体が傾斜地にある表参道を散策。
都市の空気に触れ、刺激をもらいつつ、
今一度、建築の力や面白さを感じてきました。


同潤館(同潤会青山アパート再現)
ヒルズの一部に再現された同潤館。自然と足がとまり眺めている自分。


プラダ
菱形のガラスユニットで構成されたファサードが斬新。


根津美術館
深い軒先が印象的。和のテイストと透き通った透明性が感じられる意匠。


閑中庵・牛部屋(美術館庭園内)
都市の中に佇む、THE・和。
やっぱり落ち着きますね~。

全くテイストの違うものばかりを挙げましたが、
それぞれの建築が与える力ってやっぱり凄いなぁ~と感じます。
都市ばかりではなく、身近なところでも素敵な建物に出会いますし、
それを生業としています。
誰か見知らぬ方の目に留まるようなそんなモノづくりを
していきたいなぁと心から感じます。

PAGETOP