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雑想ノート

蔵のリノベーション ~改修はじまる~

by 渡邊 隆弘

今週から本格的に蔵のリノベーションの現場が始動しました。

調査時には足の踏み場が無かったお部屋でしたが、
室内に詰め込まれていた家財道具はキレイさっぱりと
片付けられていました。
ここまで整理するのはさぞ大変だったことだと思います。

これからは工事業者さんの手で大胆に、かつ丁寧に材料を選別して、
改修部分の撤去を行います。
屋根瓦と共にそれを固定していた土を降ろし、傷んだ床下をめくっていき、
徐々に木の架構が現れてくることでしょう。

ゼロから新築する構造とはまた違い、
大正時代から存在する蔵の内部をマジマジと見ることが出来る機会は
早々ないですからね。
凄く楽しみです。

期限

by 戸野部雅也

明日はリフォーム案の打合せです。
そのための内観CGを作成しました。

パソコンの不調なのかフリーズや強制終了が
頻発し、なかなか作業が進みません…
メモリの増設でもしようかと思う毎日です。

パソコンへの愚痴はさておき、
遅すぎる私に代わり、内藤さんがCGの仕上げを
して下さっています。
本当に申し訳ない…
早く作業スピードを上げなければなりません。
渡辺さんもチェックのために
残らざるを得ません
残っておられるお二人に深く感謝と謝罪を

CGにせよCADにせよ自分の仕事は自分で
期限内に終わらせられる実力を付けたいです。

リフォーム

by 小川 賢二

ここ数年、リフォームのご依頼を頂く事が
本当に増えてきました。
昔建てられた建物や、内装や、設備関係の寿命と、
世代交代の時期がうまく重なっているのかもしれません。
使える物は使いながら、という考え方も、
今の時代に合っているのでしょう。

先日も、築40年ほどの木造住宅のリフォームに向けて、
相棒の戸野部君と建物の調査に行ってきました。
木造住宅の場合、大工さんの知恵と経験に基づいて造られた建物が多く、
詳細な図面が残っているという事は少ないかと思います。
なので、まずは今建っている建物の図面を描く為に、
家の中をくまなくメジャーで測ってメモしていきます。

事務所に戻って、メモを見ながら図面をおこしていきますが、
やはり詳細が不明な部分も出てきます。
ですが、木造住宅の良い所は、ある程度寸法の予測がつくところ。
基本的には尺貫法に基づいた設計になっている事がほとんどなので、
表には見えない部分も、なんとなく想像ができます。

当時の大工さんが、どういう考えでココをこうしたのかな、と
考えながら図面をひくのは、推理小説の様でもあり、
建物と会話している様でもあり、いつもとは違った楽しさがあります。

 
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長良川沿いのリノベーション その3

by 内藤和揮

RC3階建のリノベーションの基本計画が固まりつつあります。

そして、玄関のイメージはこんな感じになる予定です。


玄関の扉は装飾ガラスを嵌めこみ、透過光や反射を抑えかつ
採光を確保できるようにしました。
また、透明ガラスと装飾ガラスをランダムに配置することで、
視覚的に楽しむことができます。
天井はリビングの木貼りがそのまま続き、
玄関とリビングとの繋がりを意識しています。
シューズクロークに入る入口はアーチ状に形成し、
潜るだけで楽しくなるデザインになりました。

CGを作る私としてもどんどん作れば作るほど
楽しくなっています。

つながり。

by 向井 一比古

私の祖父は、大工でした。
口数が少なく、明治生まれの厳しい祖父でしたが、
お洒落でかこよかった記憶の祖父。
その祖父が建てた築47年の住宅をリノベーションする
お話を頂きました。

クライアントの母上の話では、47年前、この住宅を造っている時、
4歳だった私は、祖父に連れられ現場に何度も来たそうです。
私には当時の記憶は全くありませんが、
祖父はコーヒーが好きで、私をよく喫茶店に
連れていってくれたのですが、その途中で寄ったのかなと
想像しています。

祖父が造った建物に触れられた事、
その建物を再生(リノベーション)させて頂ける事、
祖父と世代を超えてつながってる事が、夢のようでとても嬉しく、
幸せを感じます。建築の仕事をやってて、良かったです。

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