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蔵のリノベーションの現場は、内装工事が終盤に
差し掛かっています。
蔵は、本来倉庫的な使い方をされるため階高はとても低く、
居住スペースとしての天井高さは一般的な2.4mよりもずっと低いです。
改修前には2m程の天井高さしかありませんでした。
小屋裏にはもっと大きなスペースがあったんですけどね。
そこで、現場采配でしょう。
丸太の梁を現し、無駄な天井裏スペースを少なくすることで、
圧迫感の無い空間になっています。

インテリア的にも丸太の梁が利いていますね。
有効活用と言えば、こちら↓
洗面カウンターが設置されるスペースなのですが...

今は、現場監督さんの仕事部屋と化していました。
ここでも、一時の有効活用がされていました。
以前副所長と現場調査に行った古い蔵のCGを作りました。
普段は天井の張られている内観を作っておりますが、
以前副所長の「倉」の写真の通り、
今回は小屋組みが見えています。
これをCGに起こしていくわけです。
幸い、展開図があるお陰でそれほど苦労はしませんでした。
なかなかの出来栄えではないかと自分は思ってみたり…
これを元とし、改修計画のCGを作っていきました。
改修後はイベントホールに近い用途に使われるそうです。
残念ながら打合せの資料には現状のCGは持っていかないそうなので、
ここで公開しておきます。
ぜひ前回の写真と見比べて下さい。
引き続き、「女性が素敵と思う」カフェの計画中です。
内観はモールディング等の装飾で立体的なインテリアで、
それに同調するように、外観のエクステリアもカッコ可愛いイメージを
設計中です。

その一部の階段ですが、
RC階段のササラ部分をイナズマ型に突出し、
立体感を生み出しています。
また、手摺の端部には、アールの装飾が施され、
可愛らしく見えます。
手摺の勾配と同様に奥に斜めに伸びる壁が、
手摺の代わりとなり、水平な面よりもインパクトが感じられます。
道沿いからはカフェの様子は見えないため、
入ろうかどうかの切っ掛けはこの階段を上るかどうかです。
目的はカフェですが、「この階段を上ってみたい!」となるよう、
ここからより「女性が素敵と思う」
カッコ可愛いイメージを作成していきます。