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雑想ノート

真っ暗

by 小川 賢二

朝っぱらから、打合せスペースの机の角で太ももを強打し、
奇声とともに無意味に飛び跳ねたあと、
ぶつかった部分のポケットの中にスマホがある事に気付く。

かなりの勢いで激突した割には、いやそれでも奇声を上げる程度には
痛いわけですが、怪我という程の事にならなかったのは、
身代りとなってぶつかってくれたスマホのおかげ、とか
言ってる場合ではなく、スマホの損傷を確かめる。

過去に何度も不注意でガラスを割ったり、折り畳み式を逆向きに折り畳んだりと、
携帯の故障には驚きもしませんし、ある種の覚悟を決めていましたが、
全く損傷なし。

の、はずが。
家で写真を撮ろうとしても、画面は真っ暗。
ピンポイントでカメラが壊れた模様。
でも自撮用と思われる、画面側のカメラがあるもん、と撮影してみますが、
16021901
これで風景を写すのは至難の業。
ボタンを押した瞬間に、指が写らない様に慌てるため、こんなんです。

そもそも自撮用のカメラなんて、どこに需要あるんだよ、と愚痴ってもしゃーないので
当分は、このカメラで風景をバッチシ撮れるという、無駄な技術の習得に努めるしかない。

主眼

by 内藤和揮

大規模建築ということで、身近にあるショッピングモールですが、
吹抜を設けることが多いそうです。
同様に吹抜を設ける建物だと、海外の大規模な刑務所(例:パノプティコン)があります。

ですが、その空間構成は全く別の意味で作られています。
モールの場合、他層の店舗を見渡すことができ、移動することでさらに多くの情報が得られる。
刑務所の場合、監視者が点となり周囲を見渡すので、移動する手間がなくなる。
と言った意味が生じているのですが、
別の建物なるということは、主眼を何に置くかが空間構成において一番重要です。

家づくりも同様で、千差万別の主眼があります。
それを活かせるようになるまで、まだまだ道は長そうです。

ピカピカ。

by 向井 一比古

先日、山手の家で紹介した、市橋の家の足場が外れました。
銅板貼りの外観は、空の景色が写り込む程にピカピカ。
IMG_0749
酸化して色が落ち着くまでは、なかなか見た事ない外観で、
表参道に建つくらいの派手さがいい感じ。
大工さんも、水道屋さんも、現場監督の石田さんも、私もお気に入りで
特に大先輩の大工さん達からは、『なかなかいいね、また、色が変わっていくと落ち着くよ』
『中途半端じゃないところがいい』と言って頂け、
専門職は違うけど、同じ建築に携わる先輩職人さんからのお褒めは嬉しいです。

これから、銅の色が時間の経過とともに変わっていくのが楽しみです。
1ヶ月後、色が落ち着いた頃、クライアントにお引渡しをさせて頂けると思います。

広さ

by 内藤和揮

5階建の住宅の改修ということで、図面を起こしているのですが、
平屋や2階建を主に描いているので、一部屋一部屋のスケールがいつもに比べ広い。
縦の動線は少し辛いですが、横の動線が広々とつかえるのはいい。
さらに、5階ともなれば景色も良好。
など想像しながら描いていたのですが、着眼点がまだまだ浅いとも思い反省中。

私事ですが、物を広げて作業することが多い為、自室が狭く困りものです。
その結果、部屋に物が散乱する事態が多々あります。
整頓すればいいのですが、収納スペースも一杯一杯なのです。
収集癖のある私の部屋は物置同然。

というような人が多いと思うので、やはり部屋の広さと収納は重要ですね。
デッドスペースを見つけたら、少しでも多く収納として利用した方がいいと思います。

部屋掃除

by 小川 賢二

週末に、実家の部屋の掃除を1/50くらい行いました。
なぜそこまで、作業効率が悪いのか。
おそらく4畳ほどの狭い部屋ですが、積もりに積もったホコリのせいで
長時間の作業が困難であることが主な原因です。
そして、もう一つは、想定外の物が出てき過ぎて、いちいち作業の手が止まる事。

大学に入って初めて買った建築雑誌の「新建築」。
その表紙の建物を、製図の授業の課題で、ほぼ丸パクリしたなあ、とか。
音楽CDを大量に持っている事に憧れて、
とにかく買い集めた、ほとんど聞いた事もないアルバムとか。
その奥から出てきた、今では珍しい、シングルCDに取り付ける
リング状のアダプター?とか。
ビックリマンシールに、丼ぶり消しゴム、ロケットエンピツ、
今では家族に見せられないプリクラ。

それに、就職活動用のポートフォリオ。

なんだろ。たぶん当時、すごく時間を持て余していたのか、
手描きの絵がすっごくうまい。
うまいなんて言ってしまうものだから、ここに画像は載せられませんが、
絵を描くのが、単純に好きだったよなあ、と思い出す。

自分が建築の道を選んだ、原点を見た気がして、
随分と、やる気の増した週末。

たまには掃除も面白いな、と思うけども。
残りの49/50の掃除は、また現状に行き詰った時の為にとっておく。

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