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雑想ノート

苔。

by 向井 一比古

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こういう苔とハランと紅葉の風景は、小さな空間でも絵になり
上品な雰囲気で、すーと心地良さにつながる。

日本文化は、湿気が生み出した独持の文化という言葉を耳にした事があります。
毎日、朝食にパンを食べ、
夕食時には、日本酒でなくビールやワインを飲み、すっかり欧米化した生活習慣でも
心地良さを感じたり、綺麗と思うモノは、上品で侘び・寂び(わび・さび)を感じるモノで、
湿気のなかから生まれ美しさが大きく関係しているように思います。
これって、日本人だからでしょうね。

苔は、実にいいです。

メンテナンス。

by 渡邊 隆弘

昨日は、「河渡の家」のメンテナンスへ行ってきました。
引渡をさせていただいてから、約6ヶ月。
早いものですね。
毎朝の出勤の道中、河渡橋をくぐると目に飛び込んできますので、
いつも気にかけておりますが、いざ連絡を頂くとドキッとします。
「何か不具合でもあったの?」っと。
外部の木製建具の具合が悪いということでご一報いただきました。
建具が下がってきており、鍵がかかりづらくなったようです。
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大工の小林さん(奥)と建具屋の後藤さん(手前)のコンビで手直ししていただきました。

毎度ですが、お世話になったお宅にお邪魔するとあまりのキレイさにびっくりします。
上手に収納され丁寧に使って見えるんだなぁと思われます。

はぁ~我が家も見習いたい...。

理解

by 内藤和揮

内観CGの作成を行っていました。

SONY DSC

始めの頃に比べ幾分か操作に慣れました。
より効率的に早くできる方法を考え、日々洗練させています。
ですが、まだまだ覚えることも多く、時間もかかってしまいます。
1つ1つの作業の本質を捉え、理解して行きたいです。
理解したつもりが一番危険です。
誰に対してその図面を見せるのかを考えれば、自ずと油断もなくなると思います。
日々、心に刻み仕事を続けていきます。
考えることが山積みですが、CGや図面を描いているときは、楽しいです。
自分が描いたものが形になるとわくわくします。

今後も全力で臨んで行きます。

キャンプ

by 小川 賢二

夏は本当にイベントが多い。
花火とか祭りとか、週末の度に何かがあります。
そして、そのどこへ行ってもビールが飲めるという、
幸せな季節です。
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1つめのイベント、サッカー少年団のキャンプ。
子供達の協力しあう姿とか、まくら投げの様子なんかを
見ることはなく、ただひたすら、お酒を飲んで帰ってきました。
そのまま夕方には地域のお祭りに参加して飲み、
その後は自宅で、何の為かわからない二次会。

暑くて大嫌いだけど、夏は楽しい。
主に夜。

台風、耐風

by 安藤 亮介

童話「3匹の子ブタ」では、ワラで作られた長男の家、木で作られた次男の家はオオカミの起こす風で吹き飛ばされてしまいます
一方で三男の建てたレンガの家は風ごときではびくともしない

子供の頃、特に台風の夜にはレンガで作られた家が心底羨ましく思えたものですが、
残念ながら地震の多い日本ではレンガを積み重ねて空間をつくる純然たるレンガ造の家は見たことがない

ですが、木造の(異様に劣化したものを除いて)建築物が風で倒壊した、という話も聞いたことがないのは、
地震と同じように台風などの大風に対しても安全であるように構造設計がなされているからです

建築物に必要な壁量を導き出す「壁量計算」では、
地震力と風圧力(=風によって建築物に加わる力)、それぞれに対して安全性が確保できる壁量を求めます
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風圧力に対する計算のかなり端折った説明をすると、
建物のそれぞれの方向の見付面積(各正面から見た際の投影面積)のうち、
床面から1.35mまでの部分を除いた面積=写真緑色部分に、
諸条件から定められる係数を乗じることで得られた必要壁長さよりその面を支える方向の耐力壁の合計長さが長くなるよう
設計をします

また、普段は鉛直方向の力しか受けない梁などの横架材にも、強風時には水平方向の力がかかるため
特に建物外周部に配される横架材は、部材の水平方向のたわみも小さくなるよう断面寸法を設定します

風による水平力で建物そのものに致命的な損傷が生じることはないでしょうが、
部材が変形することで外装材に及ぼす影響は少なくありません
これに関しては所長が特に目を光らせているので、弊社の設計する建物はあらゆる意味で風にも強い、はず

さて、3連休は台風一過の気持ちいい天候になることを祈りながら、
その前に、台風到来のワクワク感から愚かにも自転車出勤した僕が無事帰宅できることを願っています

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