BLOG
基本設計の段階では細かい家具などは図面には表現しないのですが、
各人の手描きのスケッチの段階から図面に描きこまれているのが「冷蔵庫」と「洗濯機」
この二つはあとから適当に置いとけばいいか、と思っていると
その大きさゆえどこにも入らなくなってプランの練り直し、なんてことも
特にキッチン周り、ひいてはLDKの空間構成に大きな影響を及ぼす冷蔵庫の位置はプランの最初期に想定しておきます
もちろん、今ある冷蔵庫を移設する場合や、後々購入するものが決まっている場合はその寸法を図面に落し込みますが、
そうでない場合は一般的な大きさをひとまず想定しておきます
参考になるのはメーカーのホームページ
容量別の寸法を表示してくれています
「初心者のための」って部分がひっかかりますが・・・
そうそう、機器の寸法に加えて設置・放熱のためのクリアランスを確保する必要があり、
将来の買い替えに備えて余裕を見込むこと、搬入の経路も確保することを初心者の方はお忘れなく
打合せ時の座り方にはいくつかパターンがありまして、
まず、もっともオーソドックスなのが対面型、机を挟んで向かい合うパターン
お客様や業者の方との打合せはこのパターン、
スタッフ同士のちょっとした相談も小机を挟んでこちらの形式です
次に、机の角を挟んで座るパターン=徹子の部屋方式
大きいテーブルで副所長から図面の修正箇所を説明を受けるときに使われます
そして、所長と構造の相談をする際に形成され、両人が同じ方向を向きますが、
これは打合せというよりは共同作業
つまり、打合せの際には大抵の場合、図面を見る方向が人によって異なるということです
当然、説明される側に向けて図面を置くのですが、その場で図面に絵を描き足して説明する、なんてことが必要になった際、
副所長は自分から見たら上下反転、あるいは90°回転した、相手に合わせた向きでスラスラとスケッチを描くという小技を見せるのです