BLOG
友人から、ガレージと外構の設計の依頼を受けました。
ハウスメーカーで自宅を建ててから、3年くらい外構はこんな状態らしい。
タンポポが咲いてて春らしいわぁ、とか言ってられない。
雨に濡れずに玄関まで行きたい、とか、目隠しになる塀が欲しいとか、
色々と要望を聞いてきました。
予算の中で出来る限りの事をしてあげたいな、と思っています。
こんな風に、新築の住宅なのに外構は何もしてなくて、
砂利のままっていうのは、このお宅に限らず、よく見る景色です。
僕らが住宅を設計する時は、当然の様に建物の周りも含めて考えますが、
ハウスメーカーさんだと、割と多いのでしょうか。
けど、「建物の中と外」との関係と同じように、「敷地の中と外」との関係も
とても大事だと思うのです。
動線や景観的にも、またセキュリティ的にも。
外構は大事。
という事で、夏に雑草でボサボサになる前の完成を目指して
ガレージ計画始めます。
春です
冬来たりなば、春遠からじ
もちろん誰もが待ち望む春の訪れ、僕も好きな季節であることは間違いないですが、
世で疎まれるほど冬も嫌いではない、というか好きです
夏から秋、冬にかけて気温が下がっていくほど、ひっそりと僕の気分が盛り上がります
夏、というか暑いのが苦手なのです
もちろん、夏に付随する開放的なイメージに乗っかって気持ちが盛り上がることもないことはない
けれども、暑いということに関してはもう何とも・・・
これから気温の上昇は素直には喜べません
そもそも少し寒いくらいの方が心地良いのです
人が感じる温熱環境を示す指標にPMV:予測温冷感申告というものがあります
ある条件下で人がその環境をどう感じるか、を示したもので、0を中立として+になるほど暑い(暖かい)、-になるほど寒い(涼しい)ことを意味します
上の図は、PMVの絶対値が大きくなるほどPPD:予測不快者率、つまりその環境を不快に思う人が多くなることを意味します
PMVが-0.5から0.5の間だとPPDが10%未満、ほとんどの人が快適に感じる環境だと言われますが、
PPDを個人の不快指数に置き換えるなら、極小点を-0.5くらいにずらした曲線が僕の感覚に合致するでしょうか
多少寒かろうが、暖房を入れなくても心地よく過ごせるので、今冬の自宅でのエアコンの暖房使用機会はゼロです
さて、「冬の暖房」と「夏の冷房」とでは
暖房の使用期間は冷房に比べて約半分なのに関わらず、
前者のほうが年間消費エネルギーに占める割合が大きいのです
ならば、「冬の暖房をオフにした分、夏の冷房の設定温度を多少下げたとしても、トータルではおつりがくるんじゃないか」
という、ひとりカーボンオフセット理論をひっそりと提唱しています
春来たりなば、夏遠からじ・・・(↘)