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学園町のリノベーション

青の二階

by 小川 賢二

画像の加工をミスった様な青い現場。

ブルーシートの屋根が掛かった室内は、常に青いです。
新しく屋根を架け直すまでは、この状態。

その屋根の工事を安全に効率良く行う為にも、
まずは2階の床下地を造って、そこで仕事が出来るようにしています。
画像は、合板を敷いて1坪ほどの作業スペースが出来たところ。
合板と言っても、僕らが上を歩いたくらいじゃ何も起きませんが、
やはり怖いので離れて撮影。

建物の為にも早く屋根を架けてしまいたいですし、
2階をビビらず堂々と歩きたい。
大工さんに頑張って頂いて、1日も早く
青の時代が終わるのを待っています。

左官屋さん

by 小川 賢二

地盤から1階の床下に湿気が上がってくるのを防ぐ
防湿コンクリートを打設しました。

型枠の中にコンクリートをダラーっと流し込みますが、
それだけでは終われません。

水の様に、勝手に表面が水平になる様な材料ではありませんので、
打設後には左官屋さんのお仕事が続きます。
画像にある道具や、コテを使い、表面を均していきます。

ガボッとコンクリートに埋まるワイルドさと、
コテで丁寧に作業していく繊細さを併せ持ったお仕事。
職人さんの姿というのは、いつもカッコ良いものです。

防湿コンクリート

by 小川 賢二

基礎の工事に入っています。
近年では、床下全面をコンクリートで覆うベタ基礎を採用して
建てられる住宅が多いと思いますが、数十年前までは
1階の床下が土のまま、というのが普通でした。

今回の工事では、基礎を作り直すことは出来ませんが、
床下となる土の部分は、防湿コンクリートで隠してしまいます。
現場では、その為の準備が進んでいました。

ビニールシートを敷いた上に、鉄筋を並べてコンクリートを打ちます。
こうする事によって、ベタ基礎と同じ様に、
地盤からの湿気が床下に侵入する事を防ぎ
建物を構成する木材の不朽や、害虫を防ぐ効果を狙います。
床の下地を組んでいくのにも、給排水等の設備配管を走らせるのにも、
土の上より正確な仕事ができそうです。

会長の背中

by 小川 賢二

会長と共に、解体後の現場を視察してきました。

腕組みして建物を眺める会長の背中です。
きっと40年前も、同じ場所で、同じ険しい顔で、
現場の様子をこうして見ていたのかと思うと、
勝手に感慨深く思ってしまいます。

これから造っていく部分の補強方針や仕上方法を
会長とベテラン監督さんと一緒に検討しました。
40歳と言っても、僕など現場ではまだまだ若造です。
これからも色々と先輩方の助言を頂きながら、
その背中を追って行きたいところですが、

こんなにスッカスカになった2階の梁の上を
平気で歩く先輩方の背中は、高所恐怖症の僕には
まだ随分遠くに見えるのです。

解体終盤

by 小川 賢二

年明けから始まった解体工事も、そろそろ終盤です。

屋根の瓦を下ろした為、
空の青さより青い、ブルーシートで養生中です。

解体してみると、案の定、想定外がいくつかある様で。
建築技術も今とは違いますし、考え方も違いますから、
良い悪いではなく、そういうこと。

解体後、最初のお仕事は、監督さんと現地の調査をしながら、
対応策を検討する事になりそう。
ベテラン監督さんのお知恵をお借りしつつ
必ずや、名案で乗り切ります。

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