岐阜で住宅・店舗設計やリフォーム・リノベーションなら向井建築事務所

現場ブログ

BLOG

減築リノベーション

コスト削減

by 渡邊 隆弘

リフォーム系のTV番組で放送される解体の内容は、内装仕上は
全て撤去されたり、ダイナミックな映像が流れている印象です。

この「減築リノベーション」も3階が無くなるという
とてもダイナミックな工事をするのですが
撤去工事は、とても丁寧に行われています。

撤去後。既設の床から下が、キレイに現れました。
この様にケーキを切ったかのように床の断面を
見ることは、あまり無いかと思います。
(地面→防湿コンクリート→床束→床組という構成。)

この様な丁寧な解体は、コスト削減のため。
既設の材料を利用できる部分は、積極的に利用します。

ダイナミックな改修内容とは裏腹に
とても慎重に進められているリノベーションです。

どこでも風のドア

by 渡邊 隆弘

1階のリノベーションが進んでいます。
既設の壁と床、土間を撤去して、新しい
間仕切壁の造作をしている最中。

そんな一角に、「TOILET」というサインがついた
既設のドアが付けられています。
その先には...トイレではなく、2階へ続く階段が...

なんとも不思議な感じのするドア。
さながら、どこでもドア?別の場所へ続く
秘密のドアの様な感覚さえあります。

それは、工事中の非日常の風景のなのに
ドアを開けると普通に暮らしているという
真逆の状況がうんでいるからかと思います。

このドアを通って、クライアントのお母さんは
お出かけされます。

外部階段

by 渡邊 隆弘

仮設足場は主に職人さん用に設けられます。
が、しかし今回は、クライアント用に設置。

1階改修中に使用する仮設階段です。
ベランダを玄関ポーチと見立てて
アプローチしていきます。

足元がスケスケで、少々揺れはしますが
少しの間、我慢して使ってもらいます。

暮らしながらのリノベーションに対応すべく
仮設をうまく生活動線に利用して工事を進めています。

減築リノベ前

by 渡邊 隆弘

解体工事が始まり、3階建ての姿を
見る事が出来るのもあと少し。

クライアントと工事関係者が見上げるその先には
撤去される3階部分があります。
この部分が、数カ月にはゴッソリと無くなり
2階建ての姿になるという...

お世辞にも整った外観とは言いにくいファサードを
クライアントのお好みのBOXタイプの外観に改修し
家族構成の変化に合わせて、無駄な部屋を無くすことで
このプロジェクトが可能になりました。

レアなクライアントのご要望から生まれた
レアな工事となる減築リノベーション。

完成後の見上げたその先はどうなるのか?
とても楽しみな現場です。

解体開始

by 渡邊 隆弘

以前は、縫製の作業場として使われていた
1階の内部から、解体が始まりました。

一見すると木造の様にも見えますが
こう見えても、鉄骨造です。

柱、梁の構造体は鉄骨造なのですが
床、壁、天井の下地となる部分は木で
組まれています。

造作をする上で、木はとても扱いやすい
ことが伺えます。
扱いやすいという利点を活かし、部分撤去を
行い、コストの削減を図ります。

既設利用するところは下地も残す。
屈強な男たちによって、丁寧な手作業の
撤去が続きます。

PAGETOP