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揖斐の平屋

完成

by 小川 賢二

雨が降ったのが残念でしたが、
本日、揖斐の平屋を引き渡しさせて頂きました。
事務所検査の時には間に合っていなかった植栽が入って、
外観が少し柔らかくなりました。
住宅らしさ、みたいな事なのかな。

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引き渡しでは、工務店さん、専門業者さん、もちろん僕らも、
必要書類をクライアントに提出して、
あとは、設備機器の使い方などの説明をしていきます。
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その間、僕は、今までの色々を思い出しながら
家の中も外も見て回ります。
今となっては目の前に出来あがっている空間が当たり前の物ですが、
どうしてこういう形になったんだっけ、と設計時の会話を振り返ったり。
現場で言い争いになってでも、この形にしてもらったなあ、とか。

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で、結局、こんなにガラス張りのお風呂、大丈夫なのか、とか。

まあ色々とあるんですが、
住宅ってやっぱり、建てる場所とか、住む人の個性の塊で。
こんなお風呂を作らせて貰えたのも、この家のクライアントだからこそ。
この家を作らせて頂けた事に、感謝です。
本当に楽しい現場でした。ありがとうございました!

長い間、戦ってきた監督さんに、現場が終わってしまった寂しさを伝えると、
「次の現場で忙しいから、ぜんぜん寂しくない」ですって。
最後まで、強がりなんだから。

検査

by 小川 賢二

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沢山の業者さんを引き連れて、建物の仕上がりをチェックする
事務所検査と、クライアントの検査を行ってきました。
もうこれは非常に、張り詰めた空気が流れます。
クライアントと、うちの副所長の厳しい目に僕はビクビクし。
施工業者さんも、神妙な顔付きです。

悪意はなくとも。
施工して頂いた業者さんの仕事に
言い方は悪いけども「ケチをつける」作業。
今まで一緒に作ってきた経緯があるので、言いづらい事もありますが、
そこは心を鬼にして、手直しを指示します。

と言っても、そんなに大きな手直しは無いですけどね。
とても良い感じの住宅が完成しつつあります。

外構工事

by 小川 賢二

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内部の仕上げ工程と同時に、外構工事が進んでいます。
打ち放しのコンクリートに石やタイル、大きなガラス面。
クールな素材のカチッとした外観です。

昨今は、どこかオーガニックな素材や形が流行りな気がしますが、
それはそれで良いですけども、僕は元々こういう建築が
好きだったんだなぁ、というのを思い出しました。
シンプルってこういう事なんだろうと。

ともかく、工期はあと2週間くらい。
完成に向けて、現場は賑やか。
この感じもすごく好き。

by 小川 賢二

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フローリングに空いた黒い穴。
床に穴?

これ、写真が反対向きで、本当はこう。
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天井にフローリングが張ってあって、そこに穴。
こう見ると、これが照明器具であるのがわかる。

電球が付くと、こんな風に穴が空いた様には見えないけれど、
普通のダウンライトの器具を使うのに比べたら
天と地ほど、シンプルさが違う。

こういうことの積み重ねだと思います。

大工さん

by 小川 賢二

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年期の入った、指先。
現在、ベテランの大工さん達が、内装工事を進めてくれています。
これは、和室の柱と、開口部の額縁の納まりを検討してくれているところ。
図面に描いてある形になる様に、
図面には描いてない細部の加工を鉛筆片手に考える。
まさに職人といった雰囲気でした。
「かっこいいっすね」
と、声を掛けると
「結局、作ってみんとわからんけどな。切り過ぎるかもしれんし。」
と。
年期の入った、割とフランクなスタンスのベテラン大工さん。
できるだけ間違えないように頑張って下さい。

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