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揖斐の平屋

設備2

by 小川 賢二

前回お見せした設備のスケッチを図面化する為に
専門業者さん達と打合せを行いました。
照明器具はこんなのがいいなあ、とかスイッチはここにあると便利だな、とか
そういった事は僕らでも考えられるのですが、
より具体的に、配線の経路をどうするかとか、そもそも僕らの気づいていない
問題の洗い出しとか、というのはやはりプロを交えて行う必要があります。

プロの方には、実際に現場で手を動かす人間としての考え方があり、
でも僕らにも、それなりに拘りとか意匠的な処理だとか、好みだとか
そういう物があるし、あってしかるべきだし。
そんな目線によって違うものを、一緒に考えて摺り合わせて行く感じ。

色々な人の知恵で、建物ができていきます。

設備

by 小川 賢二

初めてお会いする方などに、聞かれる事があるのですが
設計にどこまで入っているのか、と。
外構は別です、なんて事がハウスメーカーさんではあるようですが、
僕らの設計には、敷地の上にあるもの、ほとんど全部を含んでいます。
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これは照明器具とスイッチの位置を示した、手描きのスケッチです。
この他に、コンセントや電話の配線を示したスケッチとか、給水や給湯を示すもの、
バスタブや洗面ボウルの品番、換気扇やエアコンの位置や種類を指示したスケッチ等があります。
所謂、設備関係ですね。
これら全てを図面化して、設計図書としてまとめていきます。
あー、もちろん外構も。

という感じで設計も終盤。
構造の事もあるし、ここからのまとめが、色々と大変なんですよねえ。

模型

by 小川 賢二

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模型できました。
久しぶりに作ったので、予定より少し時間はかかってしまいましたが、
その分、かなり慎重に作業を進めたので、今までで一番うまく作れました。
クライアントにも喜んで頂けてなによりです。

それと、模型を作ってみて改めて思いましたが、
揖斐の平屋、めちゃんこ僕のタイプで、かっこいい。
壁が斜めにぶつかる所とか、すごくイイ。

今回は1/100の模型でしたが、実物も同じ様にカッコよくなる様に
これから設計期間は大詰めです。
これこそ慎重に進めたいと思います。

敷地

by 小川 賢二

通常、まず敷地があって、そこに建物を計画するのですが、
まあ色々と理由がありまして、ようやく敷地の形状が決まりました。
珍しいパターンではありますし、敷地形状も珍しいかも。
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これを決定する為に、久しぶりに自分で役所に出掛けて、
質問や打合せをさせて頂きました。
皆さん本当に親切なんですが、なんだか勝手に緊張してしまいます。

それに、いつもと違うことをすると、
普段当たり前に通り過ぎていた、法律の根本の部分の理解が不十分だったり、
わかっているつもりでも、改めて説明するには、知識がうっすい部分がある事など、
色々と気づく事が多かったです。

ずっと勉強し続けないとあかん仕事なんやなぁ。と思い知る。

矩計図

by 小川 賢二

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矩計図を描いています。
建物の断面図で、これによって各部分の高さを決めます。
外観のバランスに直結する大事な図面であると同時に、
構造による影響をもっとも考えないといけない図面です。

マンションなんかだと、部屋の真ん中と、壁際で天井の高さが違ったりするんですが、
壁際の天井が低い部分は、構造体の梁が室内に入り込んでいるんですよね。
これには建物の高さをなるべく抑えて、収益性を上げる様な意図があると思いますが、
新築の戸建て住宅で、そんなのあり得ないわけで。
だったら余裕をみて、梁を随分上げておけば問題はないんですが、
そうすると、外観が妙に高くなって、いまいち。
この葛藤が、矩計図が難しいと言われる所以かと思います。

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