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池田のリノベーション

屋根

by 小川 賢二

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築年数が古くなるにつれ、心配になってくるのが、雨の漏水です。
強い日差しに照らされ続け、雨に打たれ、台風に吹かれ、
どんな材料の屋根でも必ず劣化します。
もちろん屋根に限ったことではないですが、
建物の部位の中でも、最も過酷な環境にあると言えるんじゃないでしょうか。

今回のリフォームでも、一部に漏水が見られること、
将来的な漏水を防ぐこと、古い材料の見た目の好みの問題もあり、
屋根を葺きかえています。
建物の性能を強化するという意味では、断熱工事やサッシのペアガラス化と
同じくらい、重要な工事内容です。

写真でもなんとなくわかりますが、この建物は周りの住宅より、
随分と背が高い建物のようで、同じ2階建てなのに、景色がすごい。
いつもの通り、必要以上にビビリながら、大工さんと談笑しますが、
心ここにあらずです。

階段

by 小川 賢二

木の階段板を乗せる、鉄の下地が出来ました。
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施工図の段階で、随分と監督さんと知恵を出し合った力作。
図面上では、2mmだの3mmだのと、細か過ぎるほどの
指示を出しますが、こうして現場に出来あがった物を見ると、
自分達が厳しい指示を出した事は棚に上げて、
よくもまあ、そんな細かな精度のものを作るなあ、と感心する。
そしてそれを、図面通りの位置に取り付ける技術もすごい。

こういう時に改めて、実際に手を動かす職人さん達を
カッコよく思います。

メモ

by 小川 賢二

僕が打合せで手描きのスケッチでも描くと、すぐにカメラに納める。
紙があれば、どこにでもメモしてしまう。
メモ魔の監督さん。
現場では口頭で指示をする事も多いので、逐一メモをとるのは
監督さんとして大事な事だと思う。

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打合せ終わりにスマホのカメラを向けているのは、現場にあったお菓子。
美味しかったので買って帰る為のメモらしい。
確かに美味しかったので、気持ちはわかる。

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解体後に現れた、40年前の職人さんのメモ。
何があったのかは知りませんが。
どうせ見つからないだろうといって、
描いてみたくなる気持ちも、わかる。

手間

by 小川 賢二

僕らの設計する住宅のほとんどは、
大理石とかタイルの場合を除き、無垢のフローリングを使います。
これはもう、見た目も、肌触りとか、温かみの様なもの、
総合的に考えて、カラーフロアと呼ばれる合板の床材とは比較になりません。
ですが、日本の多くの住宅やマンションにおいて、無垢のフローリングは
少数派だと思います。
なんでだろ。
コストがかかるし、経年変化で色が変化することだとか、
傷が付きやすいと思われているとか?
変に潔癖所な日本人は、いつまでもピカピカしている既製品の安心感を
求めているのかもしれません。
価値観は色々なので、一概には言えませんが、なんとも僕は悲しい。

そんな無垢のフローリングが、既製品よりコストがかかってしまう
原因の1つがこれかと思います。
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大工さんが1枚づつ張っていかないといけないんです。
それも1枚ずつ、色や柄が違うので、隣り合う板との相性を見ながら。
家中をこうして1枚づつ張っていくんですよ?
そりゃもう、手間なんてものじゃないけど、手間をかけた仕事は絶対に良い。

というか、「良い」から、その為に一生懸命、手間をかけるんだと思う。

スイッチの位置とか

by 小川 賢二

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電気屋さんから、照明器具の種類と、スイッチの位置を
示した資料が送られてきました。
最近は、ほとんどの器具がLEDで、メンテナンスが楽になるし
電気代も今までよりは随分安くなるはず。
なので、器具については文句はないはずですが、
それを制御するスイッチ類の位置については、使い勝手に合わせて
整理しないとちょっと面倒なことにもなり得る。
と思っているので、割と真剣にレイアウトを考える様にしています。
いや、全て真剣ですけど。さらに。

何故かと言えば、僕の自宅のスイッチレイアウトが最悪で、
同時に点けたい照明なのに、スイッチが部屋の端と端にあるのです。
日々、ストレスなわけですよ。
僕が決めたので、誰にも文句は言えませんが。

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