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萱場南の家

扇垂木

by 渡邊 隆弘

建て方直後しか見れない架構美の一つである
規則正しく整列する垂木。
色々な工法があるのですが、私共はその中でも
扇状に垂木を出しています。

勾配を測るのがとても難しく、手間がかかるため
施工サイドとしては難儀な仕事なのですが
軒の出を深く出したい場合には、不可欠な伝統的な工法です。
(「扇垂木」で検索すると、寺社仏閣の画像が多数出てきますよ。)

「萱場南の家」は、軒の出が1.2mある、軒の深いデザインです。

プレカットなど作業を効率を上げる技術と扇垂木のような手作業を
上手く取り入れながら意匠性も高く、強固な建築を造っていきます。

上棟 二日目

by 渡邊 隆弘

二日間にわたった上棟が終わりました。
特に、二日目は難しい作業の連続だったようです。

3本の鉄骨梁と大断面の集成材の梁のハイブリッド構造。
その存在感がスゴイです。

このハイブリッド構造で、木造主体でありながら
2階ホビールームの床を支えながら、3台分の車を
格納する間口の広いガレージ空間を実現させました。

上棟日和

by 渡邊 隆弘

秋晴れの空の下、10月4日「萱場南の家」の上棟日をむかえました。

遠足の日ようなソワソワとした朝。
いつもより、早く目覚めて現場へ直行。

予定より早く到着したのですが、棟梁たちは既に
ミーティングという談笑をされていました。
山下監督筆頭に、皆さん準備万端と言った雰囲気です。

7:45 am
クライアントから挨拶を頂き、レッカーのエンジン音と共に
散り散りに各ポジションに別れスタート。

12:00 pm
チームワークの良さなのでしょう。
お昼には、建物のヴォリュームがわかるまで
組みあがってきました。

17:00 pm
日が沈むのが早くなりました~。
予定通り、平屋部分の屋根まで完了し本日は終了となりました。
大きな建物なので、明日も本日の11人メンバーで、2階部分の棟を納めます。

10月とはいえ、暑かった本日。
真っ黒に日焼けした、山下監督の笑顔が印象的な上棟でした。

基礎工事完了

by 渡邊 隆弘

造成から約3ヶ月間が経過し、ようやく基礎工事が完了しました。

型枠が取外されたばかりで、散らかっている状態ですが
見ごたえのある面積です。

壁や空間の仕切りが無い、この状態を人間の目で見ると
狭く見えるという錯覚に陥ります。
「狭くない?大丈夫?」というクライアントの心配の声が
しばしば上がります。

安心してください!十分広いです。
この南北に奥行きのある基礎を見れば問題なしです。

ガレージやホビールームを除き、平屋と同じ生活スタイルを
過ごす事が出来る「萱場南の家」は、ウッドショックにも負けず
工事が進められています。そして、上棟日も決まりました。

10月4日吉日。秋晴れの天候になるよう祈るばかりです。

基礎配筋

by 渡邊 隆弘

ベタ基礎の配筋がほぼ完了し、配筋検査を行いました。
この検査も、施工者の自社検査と、住宅瑕疵保険機構の検査
工事監理者による検査と3つの目が光ります。

整然と組まれた網目状の配筋は、160㎡もあると迫力があり
キレイで気持ちが良いものです。

基本的にキレイに見える部分は問題なく、コーナーや鉄筋の継手
設備の配管が貫通する部分に問題が隠されていることが多いです。
適材適所に補強筋が入れられているのを確認し配筋検査完了。

彼是、5度目のコンクリート打設へと進みます。


もし、13㎜の網目状の鉄筋を歩くことがあったら注意してください。
上下に組まれた上部の鉄筋を歩かないと、職人さんに叱られますので。
(鉄筋を結束している番線が切れてしまいます。)

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