BLOG
昨日の戸野部くんのブログ「和室のCG」つながりです。
弊社のモノづくりは、シンプルモダンなモノが多いです。
しかし、和に拘ったモノもあります。
HPにアップしてあるものですと
・釣り人の家
・宇佐の平屋
・木曽川の平屋等々。
他にもアップしていないものも多々ありますが、
外観や室内の和のしつらえも半端なく拘っています。
和室は、床の間、仏間、書院造りと、どれもカチッとした
真様式の和室が多いのですね。
日本人のDNAに刻まれたものかは解りませんが、
飽きのこない、陰影のある意匠、畳のイグサの香り、五感で味わえるのが
魅力だと思います。
最近、特に感じる和への魅力。
様々なしつらえを体感して次へつなげていきたいと思っています。

少し前に、見学してきた長良福光の抱石庵(登録有形文化財)より
とある遠征のついでと言いますか、
一度は訪れたいと思っていた名所。
(数年前に内藤くんに先をこされていました)
昨年大河ドラマで話題となり、
また、茶人、造園など多彩な才能で知られる
小堀遠州作の庭園でも有名な龍潭寺を訪れました。

龍潭寺庭園パノラマ
起伏を活かした築山、要所に配置された石は、
宗教的な意味を持った見立てがされているとのこと。
その説明放送を聞きながら、何となく心が整えられたつもりで鑑賞。
文化財の建物と名園に触れ、その場と建築の力を実感しました。
寺社建築という性格ではなくても、落ち着ける場であったり、
人を引き付ける力のあるモノづくりをしていきたいなぁと
常々思っています。
案外有名な野外民族博物館リトルワールドに遊びに行ってきました。
世界の様々な衣食住を再現した博物館ということで、
かなり広めの敷地になってました。
ちょっとした世界旅行の気分を味わえたかも知れません。
徒歩ですが。
再現された家は沖縄から始まるのですが、
ちょうど屋根の改修をしているようで足場が組まれていました。

この屋根は沖縄赤瓦といい、
二種類の瓦を組み合わせた構造になっているようです。
その組み合わされた瓦の隙間を、
台風などの強風に耐えられるよう漆喰で塗り固めています。
その結果、赤と白のコントラストがきれいな屋根になるというわけです。
テレビなどでなんとなく見ていたものが、
実物を見たことにより興味がわきました。
百聞は一見にしかず。
思わぬ知識との出会いに感謝です。