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建方(たてかた)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)
上棟(じょうとう)、棟上げ(むねあげ)等、色んな呼び方がありますが
昨日、雨が降る前に無事、倉庫の棟上げを行うことが出来ました。
この建方の日は、その建物がカタチ造られていく最初の日。
レッカーの動く音や、木槌の音。
細い梁の上を飛び交う職人達の動き。
活気のある雰囲気的も良いのですが、
架構美といいますか、構造体が剥き出しに現れ、
柱や梁の材木の重なる様が何とも心躍ります。
ラ・ラ・ラ~と踊りだしそうです。
建て方以降、次第に出来上がっていき
架構美が見れなくなるのは名残惜しいですが、
CGのように仕上がって新たな風景の一部となるのも
また楽しみです。
突然ですが、繊維街の美容院、
ほぼ完成しました!
ちょっと前までは、全く使われずに放置されていた
テナントビルの1室でしたが、
こんなに明るいお店にリノベーションです!
図面やCGで想像していた通りに造ることができました。
また、この計画でのポイントの1つが、ローコスト。
コンクリートブロックを使ったり、天井を張らなかったり、
サッシではなく木枠で窓を作ったり、普段はあまりやならい
仕様の部分もありますが、それが「コストを抑えた」というだけではなく
それはそれで、雰囲気のある仕上がりになったと思っています。
言葉は悪いですが「ケチる」だけのローコストではない、
1つの方向性かな、と。
最後の手直しをして、オープンは3月7日。
僕もやっと髪を切る事ができそうです。
設計事務所の業務の内の一つに確認申請というものがあります。
さらに、今回は住宅性能証明審査申請というものも申請します。
住宅性能証明は贈与により取得した金銭を建物を建てるために使う場合、
いくらか非課税とするために必要な申請です。
住宅性能を表す評価の中で断熱等性能等級4に適合するようにしました。
普段の確認申請とは違い、断熱材・熱の熱貫流率を計算に組み込んだ
「外壁等の熱の通しやすさ」を求める書類がありました。
方程式はあれど、それが合っているかどうか見極めるのも一苦労。
なんとか、計算を終えると「適合」の文字が表示されました。
一通り書類を作成し終えると達成感がフツフツと湧いてきました。
普段の設計業務もいいですが、複雑な計算や書類作りは目に見えて分かる量
から達成感を感じることができるので、やった感がよくわかります。
書類作りはそういった点で遣り甲斐がありますね。