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雑想ノート

続 フロアリノベーション

by 渡邊 隆弘

目下、主に携わっている、フロアリノベーションですが、
間取りやインテリアが大方まとまってまいりました。
今回のリノベーションの目的は大きく分けて2点。

一つは、基本性能のアップを図ること。
鉄筋コンクリートの特性である髙い熱伝導率。
夏は暑くなり、冬は寒くなってしまうというデメリットがあります。
その問題点を解消すること。
それに加え、日々進化する設備面でのレベルアップ。
床暖房も設置します。
冬場のエアコンによる暖気、体にあたる風が不快ではありますが、
頭寒足熱の床暖房は心地よいでしょう。

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そして、もう一つは素材感を大切にしたインテリアに適所の収納ができる場所を設けること。
工業製品には無いホンモノの質感と使い勝手の良い生活動線に変わります。

物が増え過ぎる

by 小川 賢二

改めて振り返ってみてビックリしたのですが、
いわゆる海水浴という物に最後に行ったのが、たぶん僕が幼稚園の頃。
海見にいこーぜ、みたいな事はありましたが、
海パンに浮き輪を抱えて、海の中で遊ぶのはそれ以来。

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日本海は綺麗、っていうのは良く聞きますが、ここまでとは。
こじんまりとした海岸で、海の家も無いですが、
お客さんも少なくてとっても楽しく過ごせました。

さて、今回の海水浴に備えて、浮き輪もそうですし、マリンシューズやら、
ラッシュガードやら、色々と道具を買い揃え、更には一緒に行った
アウトドア派の友人家族の持っている便利グッズも欲しくなる。
物ばかりが増えていく我が家に、今一番必要なのは外部収納。
きっと、どのご家庭でも同じこと。
最初から充分な収納が考えられる様にしたいものです。

設計ソフト (基本計画)

by 内藤和揮

初回のプレゼンはお客さんにイメージをわかりやすく伝えるため
デフォルメした設計を作ります。
それが基本計画になります。

勿論、プラン通りに建物を造るので寸法一つ一つ考えて作っています。

私たちが基本計画で使用するソフトはVector Wroksというものです。
絵を描くように図面を描くため建物の雰囲気がわかりやすいです。
実施図面に移ると精密な図面になるため建築に触れたことがない方ですと
読み取るのが難しい。

なので、基本計画では細かすぎず分かり易さを重点に進めなければならない。

毎回そこで、私は悩むわけです。
どうしたら私の気持ちが伝わるか。
人生経験は伝わらないことの連続ですが、図面では思いが伝わるよう想いを巡らせています。

師弟関係。

by 向井 一比古

12年前に設計させて頂いた住宅の玄関扉を造り直したいと相談を頂き、
チークの無垢材で新しい建具を造らせて頂きました。

新調されたピカピカの建具を取り付け中。
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左から、私の鮎釣りの師匠の建具職人さん、そのお弟子さんお二人。
私は川での弟子ですが、こちらのお二人は仕事の弟子で、
仕事には厳しい師匠の指導で、素晴らしい建具を造って頂けました。
既製品の建具にはない、重厚感と品格のある玄関扉になりました。
やっぱり、職人さんの手造りは手間暇かかりますが、間違いなくいいモノが出来ます。

話は変わりますが、
毎週日曜日、師匠、私、もう一人で、朝5時半に川近くの道の駅で
待ち合せをして、三人で鮎釣りに出掛けます。
6時半頃から釣り始め、お昼ご飯はカップヌードルとおにぎりを食べながら
「何匹釣れた?」と他人の釣果がとても気になります。
その後、約16時頃まで釣り、着替えながら反省会と釣った鮎を数えます。

三人で、沢山釣った竿頭が、ドベの人からカップヌードルが1つもらえる
カップヌードル杯をやってて、先週は、私がカップヌードル杯優勝で、1つ頂けました。
些細なモノでも、何か景品があると面白いもんです。

今週末も、優勝目指して頑張ってきます。

住宅内観CGの作成過程

by 内藤和揮

CGを作るにしても、設計図がなければ作れません。
ここで、設計図というのは平面図や展開図にあたります。

外観CG等作る際には立面図があるとCGを作る時は簡単です。

なぜなら、そのまま図面通り作ればいいからです。
稀に、CGの制作途中で不具合を発見したりしますが、基本的には図面が正しいです。

ですが、初めの内はそこまでの図面はありません。
どうするかというと、従前の計画を参考にしたりします。(要望があればそちらを優先)

十人十色と人はみな違いますが、普遍的な要素も多々あります。
例えば、居室の高さは2.4m,両側に収納のあるキッチンの通路幅は900㎜,
作業台の高さは床から850~900㎜
先人の知恵というか経験を下にするため機能的に良い造りになります。

勿論、人の身長や好みによって変わるのでそこは熟考の余地ありです。

上記を踏まえ、平面図からCGを起こしていきます。
内観CGで注意するべきポイントは、細かな部分に気を配ること。

内観CGは外観CGに比べ細部の情報が鮮明に表現されることです。

写真でもわかるように、木目がくっきりわかります。
上下左右どちらでもいいというわけではありません。
デザイン性や荷重等を考えた上で設定しなければ、意味がない。

そうして出来上がったCGを社内で相談して決めていくのです。
CGはイメージをし易くする方法の一つなので、かっこいいと思われるものを今後も作りたいですね。

余談ですが、私が内観CGで苦戦というか時間が掛かるのは光ですね。
正直、難しいです。
光が弱ければ暗いですし、強ければモデリングがハレーションして見えなくなったりします。
その絶妙のさじ加減が今の課題になります。

それとは別に、天井面を明るくする間接照明のレンダリングの時間が掛かり過ぎです。
こればかりは是正しようがない為、諦めています。
やはり、解像度の良いCGは重い。

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