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正木町の家

石。

by 小川 賢二

まだまだ、申請業務が続いていまして、現場は始まっておりません。
早く終わるといいんですけどね。

そんな中、先日、監督さんから電話があり「石捨てますか」と。
既設の建物を解体した時に、残っていた大きな石の事です。
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地鎮祭の時の写真ですが、お祓いして頂いている横のでかい奴。
ごつごつした庭石ではなく、昔の家だと縁側から庭に出る時に置いてある
履物を脱ぐための沓脱って石です。

せっかく立派に残っていますので、今度の計画でも使わせてもらおうと。
ただまあ重いものですから、一旦、敷地の端っこまで運んでもらう事にしました。

敷地や地域の風土を考えながら、建物の計画をするのと同じく、
そこにある物を再利用するというのは、そこの個性を生かす様で、好き。

敷地の端っこから、また役割のポジションに移動するには、まだずいぶん遠いですが。
新しい職場が出来て行く風景を、見守っていてもらおう。

市街化調整区域。

by 小川 賢二

前回の河川法の申請は何も問題なく終わりました。
で、次にあるのが、市街化調整区域の敷地なので、その為の申請です。
そう、まだまだ申請業務が続きます。

で、市街化調整区域ってのは、基本的には家とかあんまし建てちゃダメって地域。
農地とかになっている地域が多いですね。
じゃあ、どうすんのって話なんですが、色々条件はありますが、それをクリアすれば、
建てられる事も多いのです。
で、今回も条件としては問題ないのですが、形式的に申請は必要なので今審査中です。

さて、この市街化調整区域ですが。
もしかしたら、皆さんのお宅もその範囲ってことも以外とあるのです。
建てたらダメなとこに建ってるの!?と不思議になりますが、元々、建物が建っていた地域に
あとから市街化調整区域の指定を受けた場所も多いのです。法律のほうが後のパターンですね。
こういう時は、当然そのまま住んでいられます。ご安心あれ。
ちなみに国土の10%くらいが、調整区域なんですって。
国土の60%が森林って考えると、変な数字の気もしますが。

と、たぶん明日も使えない豆知識。

河川。

by 小川 賢二

今回の確認申請には、河川法に関する申請もしないといけません。
一級河川とか二級河川とかって言葉をお聞きになる事が多いと思いますが、
対象の河川から一定の距離の範囲で建物を建てる時には、
河川の管理者に許可をとらなければいけない、というルールがあるのです。

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でまあ、今回の敷地はこんな事ですので、ばっちり河川に近く申請が必要です。
岐阜は結構、河川が多いのかなと思うのですが、ちょくちょくこの申請は行います。
まあ、それほど厳しい審査というか、建てちゃダメです!と言われる事は少ないと思いますけど。
しっかり書類を揃えれば大丈夫。

ただ、場合によっては、これが一級河川なの?と、ビックリする様な用水路みたいなのが対象だったりもします。
で、調べてみたんですけど、一級河川ってのは国土交通省が管理している河川のこと、
都道府県で管理するのが二級河川なんですってよ。
なので、岐阜はもちろん、海の無い県を流れるのは、海までに他の都道府県を通ることから
単独で管理できないので全部一級河川なんですって!びっくりしますね。

岐阜県には二級河川はない。明日使える豆知識でした。

確認申請

by 小川 賢二

確認申請

地鎮祭も終わり、さっそく着工と行きたいところですが、その前に確認申請の審査を受けねばなりません。
建築基準法や都市計画法によってこの土地に与えられた建築条件や、住宅に課せられる条件を
クリアした建物を建てますよ、と審査機関に確認して頂くものです。

設計段階で法的な事は検討してあるので、申請用の図面を作業的に作っていく感じ。
といっても、作るのは安藤くんなので、あまり簡単なことは言えませんね。
僕が申請書類を最後に作ったの何年前だろ、ってレベルなので、僕にはきっと作れません。

大きな建物とか特殊な建築の場合は、法の解釈の違いや、該当する法令を見落としていたりして、
設計を変更しないといけない様な事態が、起きないとも限りませんが、
住宅の場合、よっぽどな凡ミスがなければ、少しの訂正で審査は終わります。はずです。

申請書類がまとまってきている様なので、全体をチェックして近々、審査に出したいと思います。
ここでどれくらい訂正があるかで、書類作成能力がみられます。

と、プレッシャーをかけて、しっかり最終チェックをさせるという、これも僕の仕事のひとつです。

祝・着工

by 小川 賢二

長い金額調整期間が、とうとう終わりました!
これだけ長いと、随分、色々と設計をいじったのかと思われるかもしれませんが、
実はほとんど全体のイメージは変えずに済んでいます。
多少の材料の変更はありますけど、部屋の広さとか、当然、断熱等の性能とかは
何も変わらず、まとめることができました。
工務店さんのご協力もかなり大きかったです。助かりました。

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で、金額も決まってクライアントと工務店さんの顔合わせ。
気さくな社長さんに話のペースを持って行かれがちでしたがw
これから半年間、よろしくお願いします。

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さらに、すでに地鎮祭も終わりました!
仏式の地鎮祭で、少しだけいつもと雰囲気が違いましたが、
こういう節目に儀式を行う日本の文化って素敵。
やはり、神妙な気持ちになったり、これからの工事にあらためて気合いが入りますもの。

とにかく、待ちに待った現場編の始まりです。
最初は建物の位置を決めるところから。

わくわくするなあ。

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