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長良のリノベーション

×2

by 渡邊 隆弘

今ほど、現場blogの「長良のリノベーション」の挿絵が変わったことに気付く。
モノクロの改修前外観写真から内観イメージCGになりました。微妙な変化ですが、
現場やってるぞという雰囲気が増してきました。

増すと言えば、大工さんも×2。
1階と2階の二手に分けて進んでいます。
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1階の〇の中の大工さんは前回ご紹介したナベはん。
そして2階の床下地を造っているのが、兄はん。
実は兄弟だったりします。
弟さんより無愛想ではありますが、良いコンビの二人です。
これで、仕事の進みも×2で頑張っていただきたい。

床下地

by 渡邊 隆弘

間仕切の骨組となる柱が建てられ、
床の捨張りである12mm厚の合板が張られた状態になりました。
DSC05530
ここまで来ると部屋の空間の大きさがおおよそ分かるようになります。
やはり、相当大きな空間であることが感じられまね。

さて、ここまでの工程で以前の状態とずいぶん改善されたところがあります。
床下の防湿対策もそうなのですが...
床は、一般的には仕上げのフローリングの下に捨張合板を一枚張ります。
その下に根太、大引きの角材が流されるのですが、
以前の住宅は、捨張りが省略されておりフロア材のみの構成でした。

見えなくなる部分ですが、一枚かませることで
格段に歩行感と床の剛性がアップしているはずです。

ナベはん。

by 渡邊 隆弘

ようやく大工さんの出番がやってまいりました。
後ろ姿ですみません。
DSC05398
何せ、シャイなもんですから。
今回お世話になる大工さんは、大工3兄弟の内の
長男を除くお二方。
その末っ子となる、ナベはん。
親しみをこめて私はそう呼んでいます。
何度も現場をご一緒させてもらっている方なので
その分頼みやすい。ご無理も言いやすい。

今回もまたまたお世話になります。

しかし、2年ぶりくらいにお会いしましたが、
ずいぶんと白髪になられて...お互い年をくったものです。

バイブル。

by 渡邊 隆弘

先回の定例で懐かしいものを発見。
クライアントが設計当時からいろいろ書き留めてみえた
「身の丈ハウス」と御子息によって書かれたノート。
(御子息直筆というところがまたまたミソですね。)
DSC05178
設計時の思いに加え、実際に造っていく過程で、
もっと具体性を増した内容がつまっていることでしょう。
実際にその中に何が書かれているのか拝見したことはないので、
「じつに、興味深い。」(ガリレオ 湯川教授 風)

これからも、このノートがバイブルのごとく語り継がれていくのではないかなぁと
秘かに思っていますが、
奥様の書き留めていること以上の仕上がりになるよう
施工サイドと協力していきたいと思う。

木材の質

by 渡邊 隆弘

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ドーンッと横たわっているのは、以前に床下で大引きとして使われていた材料です。
少し丸みを帯びたりして、現在使われているような製材され角ばったものではありませんが、
20年経っている割にはしっかりとしています。
材木の断面を見ても、芯持ち材で、年輪の目が細かいです。
まだまだ活けそうな状態であります。

間違いなく近年少なからず流通しているであろうホワイトウッドの大引きに
比べるまでもなく頑丈そうです。
この様に仕上がりとして見えなくなる部分の品質も大切ですよね。

今回のリノベーションでも、
数十年後、フタを開けてビックリ!とならないように
品質管理をすることも私たちの監理業務の一つ。

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