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長良子正賀の家

仕上材料のマイナーチェンジ

by 渡邊 隆弘

模型正面のCGではわからないのですが、計画当初から
外観のマイナーチェンジを繰り返しているのです。
それがこちら↓

計画当初のCG

最新の外観CG
左奥の2階建て部分の外壁仕上を変えています。

当初は、意匠的な思考割合が高めで、塗装で白いボックスのイメージ。
その意匠的思考へ寄っていたものが、コストとメンテナンス的な思考割合も
ミックスされまして、側面(東西北面)をチャコールグレーの板金を張ったものへと
マイナーチェンジしてきました。

仕上材料を変えることで、見た目はもちろんですが、
機能性、耐候性、コストも変わってきます。
隣に家が建っているのか、メンテナンスに容易なスペースがあるか、
方位による日影の影響はどうなのか、様々な要因を考える中で、
仕上材料を選択し決定していきます。

打合せを重ねて着工へ

by 渡邊 隆弘

年明け最初の打合せが明日に控えております。
建物は細かいところを残すのみ、大方まとまってきました。

平面検討から始まり、どこへ何をしまうのかという収納関係へ
そして、コンセント位置やお水関係の設備検討を行い、外構検討という流れで
打合せを進めてきましたが、ここまで来るとあと少し。
建設業者さんへ見積をお願いし、ドドンッと建築コストが明らかになります。
節分明けくらいからググッと進展があるでしょう。

さて、プレゼンから4ヶ月が経過し、打合せを重ねてきました。
一足早く、隣の工事が動き出したぞ!ということで、状況視察へ。

境界沿いにブロック塀が造られ、地盤改良がされた痕跡がありました。
定則通りに、北側に寄せて建つ模様。
そして、ホホッ~あの辺りに玄関が来るのね。何て、状況から予想されます。

日々、様変わりする周りの様子。工事は先を越された感はありますが、
百々ヶ峰をバックにカッコイイ建物を造るぞ、という新たな気持ちで臨みます。

WALL

by 渡邊 隆弘

以前とあるWALLとして、話をそらした壁のことですが...
何の壁かと申しますと、ボルタリングをご趣味としているクライアント。
自宅でやってしまおう!と言うことで
クライミングウォールを造る計画なのです。

リビングから見ると↓こんな感じです。
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反りかえったり、すごく高い壁ではありませんが
お隣から視線を遮り、圧迫感が無いような程よい高さの2.4m。
一般的な天井高と同じです。

趣味も楽しめて、且つプライバシーも確保するという
一石二鳥のWALLなんです。

吹抜けとワークスペース

by 渡邊 隆弘

「長良子正賀の家」は、リビングの吹抜け周りに
3.3m程のワークスペースがあります。
これは、計画当初からの御要望でこの住宅の特徴の一つです。

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南に大きく開いた開口部から金華山を眺めるように、
そしてLDKでくつろぐ家族の気配を感じることが出来き、
且つ、少しばかり手元が散らかっていても目立たないという
何とも贅沢なスペースです。

実はココ、2階の廊下幅を広げてできたスペースです。
廊下に併設するだけで、人が通るだけではなくプラスαの
効果が生まれます。

何処に何を仕舞うのか?

by 渡邊 隆弘

前々回ご紹介したように、実施設計に入って初めの方は、
スケールUPした1/50の平面詳細図と展開図にて打合せを進めます。
主に展開図にて、内観CGで補足しつつインテリアのイメージを確認していきます。
そして、特に重要なのが何処に何を仕舞うのか?
日頃の生活を思い出してもらいながら、使い勝手の良い収納を
決めていきます。
01

例えば...
掃除機の収納場所→LDKからすぐ取り出せる場所。
コーヒーメーカーは?→ダイニングやキッチンに近くて使わないときは隠せるように。
と言うように、こちらの提案と御要望を絡めながら
ベストな収納を図面に落し込んでいきます。

クライアントからすれば何とも手間のかかる作業なのですが、
イメージして想定していただく。この工程が重要だと思います。
住み始めて、「ここにアレがあればよかったな」と後悔が無いように!です。

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