BLOG
私のお気に入りの場所はこの3連のポツ窓のある居室です。

ポツ窓は見込みが広く、光が射すと陰影ができ、外からは中が見えづらく、
内からは装飾で、立体感を感じることができます。
さらに、ポツ窓の間にある壁が太く、鴨居や梁とマッチしています。
窓からは鵜飼ミュージアムが見え、お祭りの時は
活気に溢れた様子を見ることができます。
ちょっと、角度を変えれば、花火も見えるかかなと思います。
天井は下屋の直下のため勾配天井で広く見せ、
杉板の質感が和をぐっと引き立てています。

ごろんと寝た時の様子です。
踏天井の木目から蔵の歴史を感じられ、味わい深いです。
私も、こんな部屋で、ゆっくりまったりしたいです。
新築もいいですが、リノベーションにしかない既存を利用する
意匠も面白くていいですね。
竣工間近となった蔵のリノベーション。
既設の柱、梁の構造体であったり、踏み天井の板、差し鴨居等々
使えるものは使用し、物置部屋として使われていたところを
居室として使えるようにリノベーションしています。
因みに、改修前はこんな様子でした。

4帖半と3帖程の物置、6帖の部屋に壁やガラス戸で
小さく仕切られていました。小さな部屋に押し込まれた収納物で
窮屈さが一層増した状態でした。
それが、間仕切りを取っ払い、16帖程の大部屋に!
広さだけではなく、その場に身を置いてみないと分からない感覚なのですが
不思議な感じがするのです。すごく面白い。


低いところでは、床から178㎝のところに鴨居が通っていたり、
勾配天井で一部天井が高かったりと変化に富んでいます。
それと、味のある木材に、真新しく塗られた壁。
そんな要素が相まって新築にはない魅力があります。

一緒に見学に行った内藤くんもお気に入りの場所を見つけたようです。
このブログの続きは、そんな彼が見つけた魅力に続きます...
以前上げた「大きな勾配天井」を持つ住宅の
模型に取り掛かっております。
立面図を描いてから模型に取り掛かっていたこれまでとは異なり、
今回は部材寸法の概算を行ってから、模型用の図面を起こしていきます。
ざっくりとした矩計を描いて、副所長にダメ出しをもらいながら
部材の計算を行っていきます。
やはり細かい高さを決めるのは小屋組みの部分です。
平面にスケッチしながら、各所の計算を行ないます。
今回平屋部分は一枚の大きな屋根になっていますが、
間取りが角度を付けて絡み合っており、
さらに勾配天井のためスケッチの難度を上げていると、
初めてながら思ったり…
当たり前ですが徐々に仕事の難度が上がってきています。