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住宅の性能を示す指標として、代表的なもので以下のものがあります。
・耐震性、免震建築などの地震に強い住宅。
・高齢者などバリアフリーへ配慮した住宅。
・断熱性能が高く、熱負荷を軽減した省エネ住宅。
特に、ここ十数年で断熱性能については劇的に変わってきたのではないかと
個人的に驚いています。
一般的な壁内の充填断熱から外断熱がクローズアップされたり、
断熱材料も品質UPや新商品がどんどん出てきたのではないでしょうか。
(自分が知らなかっただけという可能性もあるが...)

グラスウールというガラス繊維系のフワフワしたものや
板状のポリスチレンフォーム。
液体状の断熱材を吹付けて、それがブワっと膨れ上がり
固まるウレタンフォーム等々。
色もブルーやピンクもあったりで様々です。
基準があることは大切なことだと思いますが、
全てにおいて最高等級にしようとすると、コストに跳ね返ってきますしね。
何処に重点をおくのか、バランス感覚が大切になってくると思います。
数ある材料から適材適所、且つ断熱性を示す等級で表すと最上の「4」に
限りなく近いスペックで快適に過ごせる住宅を目指しています。

事務所近くの現場を見学していると。
壁に立てかけられた定規。
明らかにマジックで定規と書かれているので
間違いなくこれは定規です。
ですが、恐らく皆さんが思い浮かべる、数値が書かれた
「物差し」とは違う。

定規と書かれてはいるものの、
現場内で他に用途のあったアルミのパイプ、
その端材だと思います。
「〇〇を定規にして」というのは現場でよく聞く言葉で、
物を切る時にガイドとして使ったり、何かの位置を決めるのに
その目安として使ったりする、その為の代用品が定規です。
このアルミパイプは既製品の為、その直線具合が正確で、
何かの作業にちょうど良いのでしょう。
マジックで書かれた可愛らしい文字からは、
端材だけど使ってるんだから捨てるんじゃねえぞ、
という大工さんの強い意志が読み取れます。
約30年前の若い頃、東京の務め先で、
住宅のスケッチやフリーハンドのパースをよく描きました。
今思えば、恥ずかしいスケッチと酷く歪んだパースを描き、
勤め先の先生に「君のは、エッシャーの絵だね!」とよく言われました。
左がエッシャーの「物見の塔」絵で、よく見ると2階と3階がズレていておかしい。
右の立方体も同じ理屈で、だまし絵です。
そんなエッシャーのように、ズレずれのパースを描いていた私ですが、
約30年かかって、現在は、こんな感じのパースです。
詳しく見るとエッシャーの部分もありますが、
長い年月の間に要領を得たのでしょうね。
パースに限らず、フリーハンドで、プランや納まり、いろいろなスケッチをします。
フリーハンドのスケッチ中が、建築をやっていて
一番楽しい時かも知れません。