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「市橋の平屋」の外壁に使った銅板は、竣工引渡しから約2ヶ月が過ぎ
当初の銅板ピカピカ感はなくなり、設計主旨通りに10円玉色の渋い表情になっています。
先日、銅板貼りの第二弾、「シンヤシキの家」の足場が外れました。
10円玉の色になった時が、設計のイメージ。
まだまだ、ピカピカ感が残っていますが、そのうち渋い表情に経年変化してくれると思います。
「シンヤシキの家」延べ床面積32坪の小さな住宅ですが、オープンハウスを開催します。
日時:6月18日(土)19日(日)
見学ご希望の方は、
kmukai@maa-net.co.jp
まで、お気軽にメール頂ければと思います。
床や屋根を支える木材の組み方と、その材料の寸法を示した
梁伏図という図面を描いています。
こうして見ると、絵としては非常に単純ですが、
考えている頭の中は、かなり複雑です。
僕らが作る建物は、そもそも、あまり単純な形ではありません。
別に、いたずらに奇抜な形状をしている、という事ではなく。
一般的な日本の住宅の根底にある、尺貫法によるモジュールに
拘っていないので、様々な形状や広さの室が組み合わさっています。
なので、構造を検討する際にも、通り一遍な作図はできず、
そこにもオーダーメイドな思考が必要になります。
さらに今回は、スキップフロアになっているので、
平面だけでなく、縦方向の関係性も同時に思い浮かべないといけない。
ということで、まあまあ頭が混乱してますよ、という経過報告です。